小山松寿先生顕彰碑 について知っていることをぜひ教えてください

 

小山敬三美術館へ行く途中、左手にある。昭和46年3月建立。除幕式同年5月30日。

点字の碑文もある。

 

小山邦太郎の顕彰碑文

 小山松寿先生は、 我が郷土の誇るべき大先輩である。 この碑は名古屋地方在住信州人の有志により翁の 人と為りを長えに伝えんとして建つに小諸の地を選ばれた尊くも床しく翁の徳を慕うもの皆喜び、市も亦是 こそ後進青少年にとりこよなき師表であると敬意をこめて協力した。先生は、幼くして父を失い母の慈愛に育まれ、 小学校を卒えるや大隈重信候の書生となり、苦学力行克く国家社会の為め、多くの功績を遺された。然も その間幾多難関の克服に払われた非凡な努力と一貫した信念とは、幸子夫人の優しくも凛々しき内助の功と共に 我等が敬慕してやまないものである。

 ここは、翁が少年の頃、水遊びの間にも演説の稽古などに親しまれた千曲川のほとり、又名古屋新聞創設の若かりし日おなじ小諸の出身で、翁の片腕として、 大名古屋市建設に尽くされた与良真三郎先生と共に草履を履きて牛を追い、遥か名古屋より木曽路を経て、故郷を訪い、 牛に引かれて善光寺りの伝説を再現された懐しの布引山も眼前にある。勤ること、篤くして求むること薄き翁もさぞ微笑して居らるるで あろう、心温まる思いで筆を欄く。

                                                     後輩 小山邦太郎謹書

                                                      (原文のまま)

                                          『小山松寿伝』出版社 小山龍三記念基金 1986.12刊 31p


                                                 

 

 

 

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