もう一度読みたい「自治基本条例」No.01 について知っていることをぜひ教えてください

小諸市自治基本条例の小諸市職員向けの解説が庁内イントラに掲載されていました。大変読みやすい内容なので、企画課の了解を得てFacebookのノートに転載させていただいていたのですが、その機能が廃止されたためこちらに再転載させていただきます。


 

小諸市自治基本条例 小諸市例規集より

 

2016年8月26日掲載

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突然ですが問題です。 平成22年4月に施行された「自治に関する最高規範」と位置付けられている条例はなに? 正解は、「小諸市自治基本条例」です。 正解率が気になるところです。(汗) この条例が制定されるまでには、本当にたくさんの方に関わっていただき、多くの議論を積み重ねてきました。まさに「汗と涙(?)の結晶」です。 そんな「自治基本条例」を、この掲示板をお借りして、少しずつご紹介をしていきたいと思います。 お時間のあるときにお読みいただけましたら幸いです。 それでは、スタートです! 第1回「心震える前文」 条例は、第1章から6章までの32条からできています。 今回は、本文の前にある前文を読んでみましょう! これから始まる条例本文の導入として味わって読んでみてください。 市職員として、ちょっと心が震えますよ。

 

 

 

小諸なる古城のほとり雲白く遊子悲しむ、と文豪島崎藤村に詠われた私たちのまち小諸市は、雄大な浅間山に抱かれ、千曲川の清流を望む自然豊かな高原の城下町です。今日まで先人たちのたゆまぬ努力により豊かな自然が守られ、歴史、文化、産業が育まれ、多様で個性あふれる地域社会が築かれてきました。 私たちは、先人たちが守り育ててきたものを大切にし、更に「生きがい」「働きがい」「住みがい」のあるまちづくりを進めていかなければなりません。 いまわが国では、だれもが生き生きと暮らし続けていける地域社会をめざして、人々の暮らしにより近い自治体にできる限りの行財政の権限を移し、人々の知恵と工夫と参加によって、地域に最もふさわしい公共サービスが多様な姿で展開されるように、国のかたちを新しいかたち「分権型社会」に創り直す取り組みが進められています。 私たちは、自分たちのまちは自分たちでつくる「分権型社会」をこの小諸の地で推進していくため、これまで自治の担い手として重要な役割を果たしてきた市民活動団体や区などの地域自治組織と共に、自治の新たなあり方を模索する道を歩みはじめました。市議会や市長をはじめとした市の執行機関も、市政運営における新たな責任を果たしていく必要があります。 めざすべき新しい小諸を実現していくためには、多くの困難がありますが、未来の小諸の人々のために、私たちは強い決意をもって乗り越えていかなければなりません。 ここに私たちは、市民一人ひとりが自治の主体であることを自覚するとともに、自らの意思と責任において主体的に行動し、互いに暮らしやすい地域社会を協働でつくることを自治の基本理念とし、小諸市の自治の更なる発展をめざして小諸市自治基本条例を制定します。

 

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