参道に苔むす丁石他(甲信越編) について知っていることをぜひ教えてください
著者 田村正勝 発行所 銀河書籍 発行 2024年7月10日
小諸図書館蔵書
丁石等が、長野県67か所、山梨県30か所、新潟県13か所について紹介されている。小諸市内では、布引観音参道と浅間山小諸登山道について掲載されている。
著者は、30年間調査し、現在81歳とのこと。
106p~佐久穂町の御嶽三社参道について書いているが、その中で、「佐久市の篤学の士、岡村知彦氏の業績を知った。氏は一人で佐久一帯を歩き石造物を調査し資料集を作成した。地味な石造物分野の資料集、利用する者も少ないだろう。だが、氏は先人の願いや祈りを刻む石造物を悉皆調査し、自費で資料集を刊行した。資料集を拝見し、私も70過ぎでの残り時間も少ないが大きな刺激を受けた。吾妻郡には石造物資料集がない旧町村がある。残り時間を利用し調査し資料集を刊行して、ミニ岡村氏になろうと決意した。」とある。
岡村氏の意志が
田村氏に受けつがれたのだと思う。
119pに浅間山小諸登山道のことが出ているが、その調査のきっかけがインターネット検索でとのこと。検索でみたページは、秋草さんの「浅間登山と里程標
** 浅間山噴火口に到る道程三里三十丁 **」と思われる。記録を残し、ネットに載せて誰でも見れる状態にしておけば、いつか誰かの役に立つのですね。
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