1960年12月1日 講堂 落成式 校歌制定発表会 PTA 寄贈ピアノ披露演奏会 について知っていることをぜひ教えてください
『梅花教育の歩み 小諸市立芦原中学校十周年記念誌』(昭和44年11月)編集 芦原中学校創立十周年記念誌編集委員会
の「梅花教育の歩み」の項225pの1960(昭和35)年12月1日の記述。
以下引用
○十二月一日 講堂 落成式 校歌制定発表会 PTA 寄贈ピアノ披露演奏会
開校以来の不便を 忍び待望を続けてきた行動がようやく完成して、ここに全校会合や体育の問題がようやくにして解消した。以後これを第一体育館と命名する。思えば昭和三十五年度の当初計画であったが、六月二十日起工式が行われて以来、幾多の遅滞条件にぶつかって今日に到ったものである。生徒昇降口も同時に完成する。今まで各廊下へ持ち込んだ履物の問題も一挙に整然と解決する。
総面積ニ七六坪(内ステージ三六坪、床二四〇坪) 総工費一四二〇万円 北野建設施工
○開校以来校歌をもって理想をうたい、校内を融和統一しようと願ってきたが、ここに希望する要素が十分盛り込まれた校歌の誕生をみた。当日は作曲者自身による熱あるタクトによって全校斉唱がなされ PTA寄附のピアノが奏でられたが、誰の眼にも涙が光る感激の日であった。落成開式の時に静かに開かれた幕、そしてステージに飾られた校歌の大筆(註、笹井一男教諭書)をはじめ幾多の装飾が一挙に眼前に展開した。その瞬間二〇〇〇の参加者が思わず喚声を挙げた。これも劇的であった。界隈にない立派な講堂が完成し、校歌が生誕した。 今日を機会として芦原中学校は飛躍的向上をすることは必至である。
○午後音楽会、作品展(図工、習字、技家)
一、そそり立つ浅間の山の朝風に
まず咲き匂う紅梅と
輝く瞳 燃える頬
勉学のこころ深く
ああ新しい希望の窓を染める
二、末遠く 理想をうたう千曲川
見よ芦の芽の若みどり
根づよく伸びる力から
山坂も雪も越えて
道ひたすらに真理を求めるのだ
三、朝夕は 古城をのぞむふるさとの
歴史に清く育つとき
胸高らかに我等呼ぶ
ひかり満ち 明ける世界
雲湧くかなたに手をとり進み行こう
引用終り
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