2016年12月05日 だんご石… そして について知っていることをぜひ教えてください
「オコジョの散歩道」のブログが2021/03/31で閉鎖されてしまうとのことで、その中からオコジョさんのご了解をいただき、ここに転載させて転載させていただきます。
山眠る・・・
道芝は緑ですが・・・
林は葉を落とし、樹々の向こうの布引の山は冬の姿になってきました。
この石はだんご石・・・
布引大橋から国道18号線に自転車を漕いでいくと、こんな案内がありました。
今年も何度か通っているはずですが、前は無かったですね。押出という地籍です
「だんご石」・・・
聴いたこともありません。
こういうものを見るとほおっておけない困った性格で、寄り道です。自転車はこうしたものを読めますし、小回りが利きます。
こんな道・・・
町ばかり走っている自動車運転手さんだと尻込みしそうですね。
だんご石の説明は現地の案内の写真で代用します。
味のある文章です。
後から見ています。確かにだんごですね。
比較のために私の自転車を前に置いてみました。
現代でもこの石を動かすのは至難の業ですね。これが転がって来ることを想像するとゾッとします。
戌の満水でだんご石が転がって来た深沢川・・・
だんご石に近いあたりからの浅間山・・・
だんご石は浅間山ではないのですが、浅間連峰の籠ノ登山の火口から生まれ、山体崩壊により山麓に、そして千曲川近くまで・・・
千曲川まで、あと500メートル・・・
いつの日か大洪水かあって千曲川まで転がる日があるのかもしれません
別な時の写真ですが、だんご石があったというねんぼ岩・・・
ねんぼう岩というのが普通ですが・・・
深沢川の上流の標高1500メートルあたりにあります。
麺を伸ばす棒を麺棒といいますが、この岩は麺棒に似ているから麺棒岩だったといいます。それがなまって捏棒岩になったそうです。
他には男岩とも呼ばれるそうです。
もう一つ、転がった石の話・・・
この石は七尋石(ななひろいし)といいます。
尋は両手を広げた長さで昔流に言うと5尺(約1.5m)から6尺(約1.8m)、つまり、人の背くらいです。その七人分、この岩は周囲25メートル、どこが七尋なのか・・・
長い部分が七尋だと思いますが、要するに大きな石という意味なのでしょうね。
天保5年(1834)の井出道貞の『天明信上変異記』には信州の珍しい景観や生物を集めた本ですが、そこには七尋石を次のように紹介しています。
「享禄四年辛卯十一月二十二日大雪にて、降り積る事六尺又は七尺の所もあり、二十三日二十四日晴天に而、二十五日より二十七日迄時々降りける、然るに二十七日浅間山大に焼出し、大石小石麓二里程の内雨の降る如く、中にも大原といふ所へ七間餘の岩石ふりける、是を七尋石と名づけて、今に有。灰砂の降る事三十里に及べりとぞ、無間谷といへるは浅間を引まはし、巌石峨々として恐しき大谷なり、前掛山といふは、焼山を隠して佐久郡に向、鬼の牙山黒生山の間谷に右の大雪降り積もりし処に、焼石のほのほにて一時に消えたり、又二十七日七ツ時より大雨となり、二十九日まで昼夜の別ちなく降りければ、山々の焼石谷々より押し出し、麓の村々多く跡方なく流れしとそ、其後街道不通路になりしを、其時の領主近郷へ申付、小ともかたよせ、四年が間にて街道普請成就せり、今に至り山の半腹街道筋皆焼石のみなり、是降りたるにはあらず、其時押し出せし石なり。」
『天明信上変異記』は「七間餘の岩石ふりける」はオーバーですね。さすがの浅間山も、こんな巨岩当時の火口の前掛山から、上空に吹き上げ外輪山の剣ヶ峰を跳び越して、6キロ離れたこの地までパワーはありません。この文が書かれたのは噴火から、300年たっていて、話に尾ひれがついたのかもしれません。
ただ、この記載が嘘八百とは言えないと思いますが、噴火の凄さを伝えているようです。
七尋石は噴火後の2メートルの大雪と、その後の雨で水分をたっぷり含んだところへ、再び噴火して発生した泥流により、今の場所まで運ばれたようです。
だんご石にしても七尋石にしても動いたことは確かのようです。
噴火や土石流は物凄いものですね。
この碑の撮影から少し・・・
こんな日が毎日となりました。
師走・・・
なんとなく気ぜわしいですね。
といっても、退役なので、飲み会と年末の挨拶くらいですが・・・
ここまでの飲み会は2つ、道半ば・・・
大変ではなくたのしみですが・・・
ほんのりとした霜ですね。綺麗な薄絹をまとったような・・・
これが地面に張り付き、真っ白になると冬も本格的・・・
もうそういう季節になっていますが・・
側溝も薄氷(うすらい)・・・
薄氷と書いて「うすごおり」と読むのが普通ですが、「はくひょう」「うすらい」とも読みます。
個人的には「うすらい」が好きなのですが、私のワープロではかなのまま・・・
今回単語登録しました。
ここに流れはほとんどないのですが・・・
というより流れがあると簡単には凍らないのですが・・・
なぜこんな文様を描くのでしょうか・・・
凍る時の膨張や風の作るものなのでしょうが・・・
なにかを訴えているような・・・
その言葉は聞こえませんが・・・
こちらは平らに凍っていますが、歩くのは要注意・・・
このようにわかると注意しますが。厳冬になると白みを帯びて道か氷か判らなくなります。そして。乗った途端に滑って宙に舞います。南の方はそんな馬鹿なと思われそうですが足をとられて腰から落ちます。気分的にはあっという間に宙に舞う感じです。
こちらは平らに凍っていますが、歩くのは要注意・・・
このようにわかると注意しますが。厳冬になると白みを帯びて道か氷か判らなくなります。そして。乗った途端に滑って宙に舞います。南の方はそんな馬鹿なと思われそうですが足をとられて腰から落ちます。気分的にはあっという間に宙に舞う感じです。
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(2021/03/07 土屋転載)