九和楽の名前の由来は「九=喰う(食べる)」は楽しい

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柿の葉すしの九和楽さんに行ってきました。九和楽の名前の由来は「九=喰う(食べる)」は楽しい、そして「和」は和歌山から取ったそうです。

いただいたお寿司は9個入りミックスで1120円。鯖、鮭、椎茸のセットです。普通は鯖と鮭が主流で椎茸は珍しいかもしれません。椎茸は最近で昔は松茸だったそうです。(鮭・椎茸は前日までの予約が必要です。)

一口頬張ると奥深い味が口いっぱいに広がります。しかも、頬張るごとに味が深くなっていきます。おいしい!!

ここ九度山はその昔、和歌山と伊勢を結ぶ伊勢街道の要衝で、紀の川(奈良県では吉野川)の橋本までは船で物資を運び、この地で荷を詰め替えて更に奥地に送ったそうです。柿の葉寿司ももともとは和歌山から運んだ鯖を使ったものとのことで、この地で更に塩を打って締め直し、上流まで運んだそうです。塩は橋本の「塩市」で入手したとのこと。

そのため、九度山や橋本で食べる柿の葉寿司は若干甘く、奈良のほうにいくと柿の葉寿司の味は塩気が強いそうです。物流が発達した今と違い、当時海からの輸送には相当の時間がかかったことでしょう。味の違いにこのような歴史があるというのは非常に興味深く、また、新しい発見でした。

柿の葉も昔はシーズンしか手に入れることができなかったそうですが、現在では保存方法が確立し、1年中手に入るそうです。塩漬けや冷凍での保存だそうで、保存の仕方によって柿の葉の色が微妙に変わるそうです。今回は3種類のお寿司をいただきましたが、具材によって柿の葉の色を変えていただいており、開かなくても中の具材がわかるようになっていました。九和楽さんのご配慮に感心しました。

柿の葉すし以外にも、紹介したいオススメの逸品があります。

それは・・・鮭冬葉(750円〈100g〉)と鮭しぐれ煮(450円)。加工品といって侮ることなかれ!柿の葉すしネタ用の上質な鮭を使用しているので、味は一級品!!鮭の本場・北海道でも評価が高いとか。

鮭冬葉は、お酒のアテとして・・・

鮭しぐれ煮は、ごはんのお供として・・・

ぜひ一度、ご賞味ください。

2017年料金改定があり左記のようになっています。