毎年お盆に椎出厳島神社で執り行われる神事「鬼の舞」。地元の子どもたちは、先輩方から口伝えで、神事を盛り上げる太鼓や笛、謠を教えてもらいます。
30年前、意味もわからず覚え込んだ謠の文句❗️
歌いまわし(曲の抑揚)もあって余計にサッパリでした💦
でも・・・今日、その意味が何となくわかったかもしれません✨
きっかけは、別の地区で執り行われる神事「傘鉾」の資料を見せていただいたこと。この「傘鉾」と「鬼の舞」には次のような共通点があります。
◇開催場所が、椎出厳島神社と古澤厳島神社。
◇開催日が、同日の8月16日 。ただし、開催時間は鬼の舞が午後5時、傘鉾が午後2時と時間差あり。
◇神事を盛り上げるものは、太鼓・笛・謠。
双方ともに五穀豊饒を願う神事であり、厳島神社という同じ神社の境内で執り行われますので、
元々は同じものであったのかもしれませんね🎵
【鬼の舞】
1番
ありがたや ありがたや
かみのいとくにあめふりて あめふりて
そうもくもうるうえにて
みよのためしなりけり みよのためしなりけり
【傘鉾】
3番
ありがたや (有難や)
かみのいとくに あめふりて(神の威徳に 雨ふりて)
そもくも うるいにける(草木も 潤いにける)
みよのためしありけり(御代のためしありけり)
謠の文句はほぼ一緒。日本語って漢字で見ると、とても意味がわかりやすくなりましね〜
でも、歌いまわしや謠の順番、これ以外の文句など、違うところも多くとても気になります。最大の違いは、椎出「鬼の舞」には出演者として『鬼』がいること。
元々、同じ神事が時代とともに変化したのか❓違う神事なのに酷似しているのか❓興味は尽きません(≧∇≦)
地域を代表する神事、もっと調べてみたい思います✌️
詳しく知っている方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えてくださいm(_ _)m
■鬼について
仏教の宇宙観では鬼は亡者(死者)のことである。その原語であるインド語でpreta往ける人(departed person)を意味する。漢字の鬼は死者の魂を意味する。みじめな世界にいる鬼は餓鬼という。通常地下奥深くに住んでいるが,
徳ある亡霊は地上に出てくる場合があり,
それが椎出の鬼かもしれない。餓鬼界の王者は閻魔で、その方は真田庵にいて皆さんの賽銭を待っている。