善名称院(真田庵)ご本尊

 

語り部の案内ではこの地蔵菩薩が本尊であると説明している。

御本尊が本堂の中にあり、普段目にすることができないため、真田庵が衆生の皆さんに解りやすいよう檀家の計らいで皆さんが見える庭に造ったものだ。

左に宝珠を持ち右に錫杖を持つのは、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人道、天道の

六道の中で地獄の意味を持つ仏だ。本堂の中の仏像は通常人目に触れることがないし案内できる状態にはない。

地蔵菩薩の意味については別の稿の閻魔大王の稿で詳しく説明している。

実態についての理解は物そのものでなく、それが意味することを理解することが大事だ。