シナンタロウとカッコ について知っていることをぜひ教えてください

 

秋告げ虫とも言われるフクラスズメの幼虫を椎出の方が「シナンタロウ」と呼んでいました。 このシナンタロウ。怖がりなのかヒトが近づくとピタッと動きを止め、死んだようなふりをします。かと思いきやブルンブルンと体を振るわせはじめたりするのでイヤイヤ虫と呼ばれることもあるそうです。 頭が血のように赤く、白黒のまるで真田紐の紋様をした胴体。毒がありそうですがまったくありません。 シナンタロウはカラムシと呼ばれる葉っぱが大好きで、全てを食べ尽くすほどです。このカラムシのコトを椎出や古沢の方が「カッコ」と呼んでいました。 隣町の橋本の方では「ヒメンジョ」と呼ばれたりします。このカッコは昔々、茎の繊維を糸にして織物にされていた植物だそうです。