工事中

現代では「トロリー」とは、レールから容易に取外し可能な保守用車両というカテゴリーを指し、

最大積載量1t以下の運搬用車両を「トロ」と呼んでいます。「トロッコ」は「トロ」の俗称とされています。

明治20年制定の、「営業線路従事諸員服務規程・修路掛等ノ職務」に初めて「ツロリー」が記載されましたが、「鉄道保線用の手押し運搬台車」を指していました。

明治42年制定の、「トロリー」使用規程では、「「ハンドカー」使用の場合に之を適用す」とあります。保線作業中、作業後の事故が増加し、保線用作業車の種類が増えていく中で、作業車を分類し、その分類に応じた作業規程を制定したものと考えられます。レールから容易に取外せるものは、閉塞作業(列車通行止め)無しで作業可能としたようです。