九度山駅の横に架かる歩道橋から椎出馬の背の柿畑で上がる煙。
畑から街を見下ろす。素晴らしい柿の生まれる畑。
煙の一つ一つが農家の一人一人なんだと。
木の散髪を「剪定」と言い、長く伸びた枝を切って、木の隅々まで太陽の光が差し込むようにします。良い柿を作るためには必要不可欠な作業です。ただ、暑い夏場に伸びきった枝は、かなりの量で、切った枝は畑を埋め尽くします。それをそのまま放置すると、「剪定」に続く「肥料撒き」「消毒」「草刈り」をする際、とても邪魔になるため、きちんと掃除しなければなりません。
枝を集める作業は、中腰の姿勢で急斜面を歩き回るので、とても大変な作業です。
冬場に畑から上がっている煙は、この掃除の証です。畑を綺麗に維持し、美味しい柿を皆さんに食べていただきたいという農家さんの努力が創り出す“冬の風物詩”です。
農家さんが一生懸命作った「九度山の富有柿」、いや「椎出の富有柿」は日本一❗️