糸の細道 について知っていることをぜひ教えてください

糸の細道から紀の川を望む。

九度山には昔、「糸の細道」と呼ばれていた道があります。

九度山の道で最も古い道だそうです。

起点は奈良の当麻寺から九度山を経由し、有田から熊野街道につながるようです。

中将姫の伝説にかかわる道のようで、なかなかロマンティックな話です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~2019.7.26追記

道として利用されていた時代は高野山町石道よりも古い。年代的には7世紀後半と思われる。

奈良の都から南下していた道(中ツ道、下ツ道)→栄山寺

ここから紀の川の河南道路となり、阪合部→恋野→学文路→九度山→天野→有田へと続く。

表街道として栄えた南海道(大和街道、伊勢街道)に対し、里人達の生活道、隠れ人達の道、修験者達の道など裏街道であった。

また、中将姫伝説ゆかりの道でもある。

この道は現在、まったく人が通れない箇所があったり、道が通っている家の人しか知らない箇所があったり、どこを通っていたのか分かりにくい。

道の目印は「古井戸」と「井戸に大木」であり、地元の長老(80~90代の人)に、地道に聞き取った結果九度山へのルートは次のように想定される。

〇槇尾山→安田島→船戸→入郷→早苗降神社→慈尊院→町石道

町石道は糸の細道を活用したと思われる。慈尊院~丹生都比米神社までのルートがまさに町石道と同じに思える。

 

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