五月に美しく咲く背の高い花

 和名は麦撫子。欧州ではアグロステンマ。秋蒔き小麦の収穫の頃、咲き誇る畑の雑草とも言われています。



 5月に開催するイベントのために秋に花壇を耕し、種を蒔いたのは、尾上さんはじめ、古沢地区の方々。古沢小学校を1961年(昭和36年)に卒業したみんさんでした。1961年はベルリンの壁が建設されてしまったり、第二室戸台風が上陸して大阪に大きな被害が出たり、三船敏郎がベネチア映画祭で最優秀男優賞をとったり、森光子の「放浪記」の舞台の初演の年でした。三船も森も今はなく、ベルリンの壁も崩壊するなど、時代の変化をご覧になってきた方々です。皆さんが70歳になられて、自らの地区や廃校になった母校で、コンサートやカラオケ大会、防災のための地形や地質の学習会を開き、町長と町議会議員、和歌山大学の教員を来賓を招きました。

2019年5月18日、19日のイベント当日は、麦撫子が美しく咲いていました。

校庭の花壇、この花の周りで声を出すとこだまが帰ります体育館のステージにも花が飾られ、窓が開け放たれました

校庭で大判やきの店が出て甘い匂いがしていました
 

半年前に、イベントの準備の最初は種まきというのがとても自然でした