わが高野山森林鉄道は、明治38年度に軌条を購入し同年敷設し6月には開業しています。いわゆる、軌道に分類されるもので、敷設当初は、トロッコを手乗り下げ(人が乗って下って行く)を行っていました。内燃機関車が導入されるのは、昭和3年です。 農商務省山林局管轄(国有林)では、日本初と言われています。それでは、他の2番目3番目はどうだったのでしょうか。きっちり確認しないと眠れません。 農商務省山林局管轄(国有林)で、日本で2番目と言われてるのは、明治39年開設の青森大林区署小泊小林区署管内 板割沢軌道 3番目は、これも明治39年の熊本大林区署人吉小林区署の白浜軌道と言われているようです。 大日本山林会報第283号 明治39年6月発行にある記事を見つけました。 明治39年に開設された、瀧内村大字沖舘にある青森製材所に鉄軌条で構内及び鉄道連絡用に小軌道が走っていたようです。 青森大林区署第一回統計書(明治41年度)「土木・林道」には 軌道路線が10路線挙げられており、設計3・新設4・修繕3(小泊1・大鰐2)となっています。 高野山程突っ込んで調べてはいませんが、概ね正解の様です。 ということで、早々に高野山が1番決定!ではありますが、明治39年以降、雨後のタケノコのようにどんどん軌道が建設されていきます。 因みに森林鉄道では、青森大林区署にて青森軽便鉄道が、明治39年に調査が開始されるところです。