日本の滝百選

「布引の滝」は、長い年月をかけて熊野花崗岩の岩盤を削り取ってできたものです。

滝は四段からなり、一段目は12m、二段目は3.5m、三段目は7.7m、そして四段目は29.1mの落差をもって滝壺にその流れを落としています。

名称の由来は、その名が示すとおり水の流れが大巾の布地を垂らしたように音もなく、飛沫もたてずに流れ落ちる様からついたもの。清水の落下する光景が大巾の白布を垂らしたように風情があり、特に秋の紅葉期は素晴らしい景観が楽しめます。

付近の森一帯は「きらずの森」として守られています。