「紀伊半島の地域資源について考え、自らの言葉で語り、興味に基づき自ら文献等を調べることができる」
これは和歌山大学の学部解放授業「紀州郷土学2D —地域資源の発掘と活用− 」の獲得目標です
2016.11.26 和歌山大学観光学部客員フェロー 杉山幹夫
知らせたい人を思い浮かべましょう
学んだことを考えて発信しようとすると、調べも進むし、言葉も生まれるので、子供、友人、恋人、相方、取材した相手、誰か一人で構わないです。
これからの授業について
第4回 地域資源の発掘と評価1「地域の魅力をデジタルデータで(地域資源を)保存し、世界に発信する」
発掘した地域資源をインターネット上に記事として発信するための準備作業を行います。その際、Localwiki(地元の知恵や歴史を地図や写真を使って記事にできる仕組み)と OSM(世界地図の一部として、紀伊半島の地図を書 き加えられるしくみ)を活用します。Localwiki のアカウント登録(ユーザ登録)やライセンスについて学び、自分の文書とネット上の資料を引用した記事の作成を行う準備をします。慣れない方でもわかるようにゆっくりと進 めます。アカウントの登録後に、自ら発掘したテーマ、写真データをもとに実際に入力作業を行います。
第5回 地域資源の発掘と評価2「いままで学んだ地域資源と地元の思いが、より伝わる編集を学ぶ」
受講生の皆さんが書いた記事を、評価し合い、完成させていきます。その際、発掘した地域資源は「何か」、そ れを誰に一番「伝えたいか」がわかりやすく「伝わる」文章の書き方を学んでいきます。余力があれば、複数の記事を書く、他の受講生の記事と関連付けるなど、発信の厚みをつけていきましょう。
第6回 地域資源の発掘と評価3「整理成果発表:地元の総合力で、さらにテーマを追求し、二次利用を誘発する」
受講生の皆さんが書いた記事を、再編集して大きなグループにしていきます。その際、場所、テーマ、ルートご とにまとめ直し、より強いメッセージの発信や、何らかの企画の立案に結びつかないかについても考えていきます。 また、他のメディアでの発信や供給、授業を終わった後も継続的に発信を楽しむためのコツについても学びます。
http://www.wakayama-u.ac.jp/nanki-kumano/docs/H28後期紀州郷土学2D.pdf
本日のゴール!
- 自分の地元のLocalWikiがある。そのLocalWikiの編集者・エディタになる。
まずはチームを作ります
地元ごとのチームで席変えをしましょう。メンバーのいるところは、自己紹介をしながら、役割の分担も。一人のチームはお隣りと協力体制を作りましょう。
講師の杉山は札幌の広告代理店に勤務したながら、お隣の岩見沢市でワイナリーの経営に関わっています。地域ブランドと中小企業ネットネットワークの研究者で、ご縁をいただいて、和歌山大学観光学部の客員フェローをさせていただいています。杉山に対して、自己紹介、地元紹介をお願います。
男前の和歌山大生3人もお手伝いいただけます。
- やりたいことリストを作る
- 一緒にやりたい人リストを作る
個人のアカウントを作ります
LocalWikiにアカウント登録をします。
- コンピュータの上手な方は、コンピュータを開いて、インターネットエキスプローラ以外のブラウザでアカウント作成をします。
- スマートフォンのほうが好きという方は、スマートフォンからアカウントを作りましょう。
-
ユーザネームはスペースなしのニックネームで。
地元のリージョンを確認
- チームができたら、LocalWikiに自分の地元のページがあるかどうか確認しましょう。
- リージョンがなければなければリージョンを作ってしまいましょう。
ここまでが準備
さあ、本番といいながら小手調をしましょう。
自分の街を流れる川のページをいくつも作る
今までネットにある情報を片っ端から検索して、いいなと思うものはリンクしてみる。引用できるものは引用してみる。自分の思いは文字にしてみる。文を書くときは読んで欲しい人に手紙を書くつもりで。川の勧め
12月11日もよろしくお願いします。
http://www.wakayama-u.ac.jp/bousai/bloglist/2016111100025/
- 川の地図を作る。
- 川で遊んだ思い出を書く。
- 川のことをネットで検索して、読んでみる。
- 水害の歴史がないか。
- 発電は?
- ダムは?
- 昔は?
- 今は?
- 舟運は?
- 川の生き物は?
- 川の神様は?
- 伝説は?
- 西暦が入れられるページには西暦を入れる。
編集はのびのびと
- スマートフォンを持っている人は、スマートフォンで編集してみる。
- コンピュータを使える人はコンピュータで編集してみる。
- わかった人はまだよくわからない人のお手伝いをする。
- コンピュータもスマートフォンも苦手な人は、覚えるか、手書きで原稿を起こす。
- 文字が得意な人は、文字を書く。
- 地図が、得意な人は地図を書く。
- 写真が得意な人は写真にタイトルを付けて、先ずは1ページに一枚はる。
一つのページを分担することも、ページをたくさん作って後からまとめることもできます。
余裕のあるチームは分担して
さて川だけじゃ足りない。もっとというチームは
- 熊野古道のページをつくる。
- 神社やお寺のページを作る。
- 街の年表を作る。
- 素敵なお店や素敵な会社をピックアップする。
- 今までの授業で学んだもの、ずっと調べてきたことを発信してみる。
ライセンスについて
- LocalWikiのライセンスはcc-by
- 創造性を広めるためのライセンス
https://ja.localwiki.org/mr/ライセンスについて