私たちが地域経営会議で藤沢地区の課題を抽出したのが2008年。

藤沢市は40万人を超える都市になったのに、美術館や博物館の 類いがなく、ましてやこの先建設の予定もなく、 教育委員会に浮世絵や錦絵などもほとんど地域住民には 目に触れることがない状態で保管されているだけでした。

本物展示にこだわることも確かに大切ですが、私たちには 浮世絵を眺めながら通学路で小栗判官になりきる小学生や 買い物帰りに旧きを懐かしむ地元の人々の姿が目に浮かびました。

東電のトランスボックスにラッピングした浮世絵。
「ここがウチ!越前屋だよ。」
と、喜び指差す越前屋さんのご子孫。
思わずパチリ!
賛否両論ありましたが、ラッビングして良かった…

 

文責:みながわ