赤門書庫

椿山荘Camelliaは旧赤門書庫の一階部分をつかったレストラン。赤門の南側に新しい建物に包み込まれるように存在している。写真は現在建物の中の通路から撮影したもの。ガラス張りで地下の様子も分かる


旧赤門書庫は東京大学資料編纂所のサイトで、同所の施設として紹介されている。「1916年(大正5年)赤門倉庫の建築」で、「庁舎脇に鉄筋煉瓦造り3階建の耐火書庫が建てられました(同位置に現存)。関東大震災(1923年)でも庁舎と書庫は無事でした」とある。この大正期の建築を残し、現在は昼11時30から椿山荘が1,500円、2,500円、4,000円のフレンチのコースを提供している。料理の内容と比べて割安感があるとされ、学内関係者が学外者とのコミュニケーションとる他に、学内イベントの貸し切りや、近隣、一般の利用も多く、利用の際は予約を入れるのが望ましい。カフェとバーが併設している。

 

 

2013年秋のアミューズは、大学構内の銀杏並木を表現。大根の銀杏、人参の紅葉、茸のテリーヌをベーコンで巻き、コンソメのジュレが朝露のように輝いている。ギャルソンは楽しそうに正門から安田講堂を目指す銀杏並木の黄色く染まるころの話をしていた。赤門から医学部を目指す道も銀杏並木で店の直ぐ横だ。長方形の皿が縦に供されたときはちょっとした驚き。道の脇には緑や黄色の銀杏が落ちていて香ばしい。紅葉と枯れ葉、石畳がマスタードやバルサミコのソースで表現されている絵画的な皿だ。ワインはグラス650円。2杯頼むと1,000円。

 

写真中央奥が旧赤門書庫。手前右の漆喰は赤門の一部

 

 

 

カメリア(フランス料理)

ランチ 11:00~15:00(L.O.14:30)
ディナー 17:00~22:00 (L.O.20:30)
定休日 日曜・祝日・年末年始・入学試験日(センター試験日)
電話 03-3812-2766


席数
カメリア 42席

料金
ランチ 1,500円から ディナー 3,000円から