車折神社(くるまざきじんじゃ)は、京都市右京区嵯峨朝日町にある神社である。平安時代後期に実在した儒学者の清原頼業(きよはらよりなり)公がご祭神としてまつられている。学問に精通した頼業公をおまつりしていることから、学業成就・試験合格はもちろんのこと、特に「約束を違え(たがえ)ないこと」、つまり「約束が守られること」にご利益がある。そのため、例えば商売においては、発生した契約を守ることでお店が繁盛する。恋愛や結婚においては、誓いを守ることで良縁成就、夫婦円満となるといわれている。
また、芸能人がよく訪れる神社としても有名である。これは境内に「芸能神社」という末社があるためで、その名の通り芸能にご利益のある社で、「天宇受売命(あめのうずめのみこと)」という女性の神様がまつられている。日本神話によると、天照大神(あまてらすおおみかみ)が岩戸に隠れてしまい、この世が真っ暗になった時、岩戸の前で舞を演じたのが天宇受売命。その演舞に惹かれた天照大神が岩戸から出てこられ、この世に光が戻ったといわれている。そのことから、天宇受売命は芸能の祖神といわれており、芸の上達を願う人達が訪れるようになったそうです。近くには東映や松竹の撮影所があるので、映画関係者や役者が数多く訪れ、現在では全国から芸能人が参拝するようになった。境内には、参拝した芸能人の名前が記された「玉垣(たまがき)」があり、2000枚以上の玉垣が奉納されている。
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アクセス
- 京福電鉄嵐山本線(嵐電)「車折神社駅」下車 すぐ南側
- JR西日本嵯峨野線(山陰本線)「嵯峨嵐山駅」下車 徒歩約10分
- 阪急電鉄嵐山線「嵐山駅」下車 徒歩約15分
- 京都市営バス「車折神社前」下車 徒歩約3分
- 京都バス「車折神社前(嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学前)」下車 徒歩約3分
外部リンク
車折神社公式ホームページ/http://www.kurumazakijinja.or.jp