備長炭の利用法
備長炭の利用法を紹介します。
1,備長炭でご飯を炊く
ご飯を炊くときに備長炭を入れてから炊くと美味しくなります。なぜかというと、備長炭の表面には無数の小さな孔があいているからです。大きさは10~40マイクロメートルで、ミリで言うと0.01~0.04ミリくらいです。この孔は、水道水のカルキ臭や米のヌカ臭さを吸着することができます。また、備長炭には約3%のミネラルが含まれていて、そのうち約40%がカルシウムです。これがどんどんご飯の中に溶けだすので、おいしく感じるというわけです。また、日本人に不足していると言われているカルシウムの補給にも役立ちます。炊きあがった後もご飯がなくなるまでそのまま備長炭を入れておくと、保温による匂いや黄ばみを抑えられます。これは、備長炭にご飯の酸化を遅らせる働きがあるためで、冷えたご飯がおいしくない、ということもなくなります。
2,水の浄化
1で紹介したように、備長炭の表面には無数の小さな孔があり、水の浄化にも使うことができます。水道水に備長炭を入れて12時間以上おくことで、備長炭の孔がカルキ臭を吸着し、水を浄化することができます。
3,お風呂に入れて体の芯までぽかぽかに
お風呂の浴槽に入れると塩素を吸着します。さらに、備長炭にはお肉を焼く時に働く遠赤外線という、焼く材料の表面だけでなく中のほうへ熱が入っていく効果があります。なので、浴槽に入れても同じ効果があり、体の芯までぽかぽかにすることができます。
4,消臭効果と調湿効果
下駄箱やクローゼット、冷蔵庫などに入れることで、孔が匂いを吸着し、消臭や湿度を調節する効果を発揮します。
まとめ
このように、備長炭には多くの使い道があるので是非試してみてくださいね。