うめ振興館は、日本一の梅の町・みなべ町を全国に情報発信する拠点施設です。

1、2階が資料展示室、3階が物産販売所、4階が屋上展望所となっています。

1階 歴史民俗資料展示では、現在日本一の梅を育てる基礎となる農耕と人々の深い歴史について展示されています。みなべ町が梅と深く関わりをもち始めた近世からさらにさかのぼり、中世、原始古代へ、また梅だけではなくみなべ町の人々の営みとして、近世の人々と備長炭のつながりなどについても、さまざまな展示物やビデオによって紹介されています。

2階 うめ資料展示は、日本最大の「うめ」の生産地として、地理的視点や歴史、文学、またうめの花についてなどさまざまな視点から捉えた展示ゾーンです。ここでは梅とつながりをもつさまざまな事柄について解説しており、なかでも現在世界農業遺産に認定されている「みなべ・田辺の梅システム」についての展示は、その仕組みについて図とともにくわしく展示されているため注目です。

4階 屋上展望所からは、みなべ町の景色が海までいっぱいに広がっており、梅と薪炭林の山も含めて360°景色を楽しむことができます。うめ振興館の周辺には、みなべ町らしい梅の木々がたくさん育っており、梅の花が咲く2月ごろには一面真っ白な梅の花の景色と香りを味わえます。

 

 

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開館時間 午前9時~午後5時(展示室への入場は午後4時30分まで)

休館日  火曜日 年末(12月29日~12月31日)

駐車場  バス4台 軽・普通車43台

アクセス JR南部駅から車で10分

「梅の里みなべ町」の顔として、世界に情報発信する施設。梅の歴史や特徴を楽しく学べるだけでなく、町の歴史や文化を知ることもできる。梅や備長炭のお土産を購入できる物産コーナーもある。

1階から3階まであってそれぞれの階で紹介されるものが違っていて区別がつきやすい。

・1階 歴史ゾーン

「梅」と「みなべ町」を歴史的な解析で展示している。

・2階 梅資料ゾーン

梅林大型パノラマ模型・マジックビジョン・科学コーナー・文学・体験ゾーンなど、様々なブースに分かれたメインフロア。

・3階 梅の駅みなべ川村(物産コーナー・レストコーナー)

みなべ町の物産品の展示・即売コーナー


1階フロア 歴史民俗資料展示

みなべ町がうめと深いかかわりを持つようになったのは近世からではあるが、その基礎となる農耕と人々の歴史には興味深いものがある。日本最大級の銅鐸の出土や中世の山城など、和歌山県の歴史上、重要な位置であったことがわかる。

このゾーンでは近代から近世・中世・原始古代へと歴史をさかのぼり、みなべ町の農耕と人々のあゆみを中心にそれぞれの時代を象徴する展示物やビデオでわかりやすく紹介している。

・みなべ町の始まりとみなべ町の紹介・・・みなべ町の名前の由来や施設の案内をビデオで紹介

・須賀大社のまつり・・・須賀大社の秋祭りに行われる渡御の行列を和紙人形で再現。

・備長炭と駄賃馬・・・近世の人の暮らしぶりをジオラマで紹介。

・中世の武家社会・・・平須山山頂から中世の山城跡が、ほぼ完全な形で発掘された。当時の武家社会の様子をジオラマで再現。

・6口の銅鐸・・・弥生時代の祭りに使われた祭器である銅鐸が6口発見された。稲作に適した南部川下流には多くの人たちが住み着いていたと考えられている。

2階フロア うめ資料展示

日本最大の「うめ」の生産地に発展したみなべ町。この梅を人物・歴史・文学・サイエンス・環境・雑学など、様々な視点でとらえた展示ゾーン。

・みなべ町のシンボル・・・みなべ町の代表的な鳥、「うぐいす」が来た人を迎え入れる。

・南部川の源流・・・南部平野を潤し太平洋にそそぐ南部川。その源流の様子を再現。

・地質と気候・・・優良な梅ができる一つの要因に、南部町の気候風土に隠されていた。

・南部梅林のパノラマ・・・「一目百方、香り千里」と言われる南部梅林の再現。

・瓜渓石・・・みなべ町特産で日本の名石のひとつ瓜渓石。展示石も梅源郷をを連想する品格の高い見事な盆石。

・梅花の種類・・・300種を超えるといわれる梅花。うめ振興館では50種を紹介。

・梅のサイエンス・・・梅干しの科学と神秘の謎を解明するサイエンスシアター。

・梅の歴史・・歴史上の人物とと梅にまつわる3つエピソードを立体映像で紹介。

・梅干しの実物展示・・・100年前の梅干しから現在まで実物展示。

・梅システム展示・・・世界農業遺産みなべ・田辺の梅システムをパネルで紹介。


休館日

毎週火曜日(火曜日が祝日にあたる場合はその翌日)

年末(12月29日~12月31日)は休館

※2月中は無休。1月1日・2日・3日も開館している。