『南高梅の接ぎ木作業』

南高梅(と言うか果樹は一般的に)は、タネからだと、品質が安定しないので、基本的に南高梅の穂木を台木に接ぐことによって増やしていきます。

ちなみに「桃栗三年柿八年枇杷は九年でなり兼ねる梅は酸い酸い十三年」と言うことわざもあるぐらい、タネからだと実になるまでの日数がかかるのですが(13年かかるのかは別として)穂木を接ぐ事で、実が成りだすまでの時間短縮が出来るんですよ♪

なお、『高接ぎ』と言って、南高梅の成木に交配樹の穂木をつぐ方法があり、交配の機会を増加させる目的でします。

南高梅は自己の花粉では、著しく結実確率が低下する為、南高梅以外の梅の花粉が必要不可欠なんです。

 

私は、みなべ町民ではありません。研修兼観光でみなべ町を訪れましたが、梅の接ぎ木について初めて知りました。自家受粉ができない南高梅にとって接ぎ木がいかに重要なことかを地元の梅農家の方々に教えていただきました。とても勉強になり、面白かったです。