梅を贈って健康を祝し、ロマンを語る日

H18年、みなべ町など紀南の梅産地の各団体でつくる「紀州梅の会」(会長 真砂充敏田辺市長)が、毎年6月6日を梅を贈って健康を祝し、ロマンを語る日、「梅の日」と定めた(『梅の日』は日本記念日協会に登録申請し、認定されている)。

紀州梅の会は、毎年、この日に京都の上賀茂神社と下鴨神社に梅を奉納し、さまざまなキャンペーンを連動させて、全国の皆様に紀州梅をおいしく食べていただけるようPRしている。

この時、日本中で晴天が続き作物が育たず、田植えもできない状況であったが、梅を奉納して祈ったら、たちまち雷鳴とともに大雨が降りはじめ、五穀豊穣をもたらしたという。人々はこの天恵の雨を「梅雨」と呼び、梅に感謝するとともに災いや疫病を除き、福を招く梅を梅法師と呼んで、贈り物にするようになったといわれている。

ちなみに、6月1日は「梅肉エキスの日」、7月30日は「梅干の日」となっている。