現在梅干しの中でも最も有名なブランド品「南高梅」は、どのようにして誕生したのでしょうか?

 

和歌山での起源は明治35年、旧・上南部村(現・みなべ町)で高田貞楠が自身の梅畑でひときわ果実の大きい梅を発見し「高田梅」と名付け栽培し始めました。これが南高梅の原木です。

1950年には「梅優良母樹種選定会」が設立され、5年に渡る調査の結果、37品種の候補から高田梅が最優良品種に認定されました。

この調査に尽力したのが「梅優良母樹種選定委員会」の委員長を務めていた南部高校教諭・竹中勝太郎であり、「南部高校」から名前をとり、最優良品種に選ばれた「高田梅」を『南高梅(なんこううめ)』と名付けたのです。