2022年2月15日、アサヒグループホールディングス（株）は、アサヒビール神奈川工場（南足柄市怒田）と四国工場（愛媛県西条市）の操業を2023年1月末をもって終了すると発表した。⁽¹⁾

社員（神奈川：79名、四国：58名）は配置転換するか、再就職を支援する。工場跡地の活用については、検討中とした。また2025年末めどに博多工場も操業終了予定とした。⁽¹⁾

神奈川工場の概要

日経新聞によると、コロナ禍で飲食店向けのビールの出荷が減少し、ビール系飲料を製造していた2工場の稼働率が低下していたことから、2工場を閉鎖し、消費が拡大しているチューハイ・ノンアルコール飲料の生産を増やす計画。⁽³⁾

神奈川新聞によると、南足柄市の加藤修平市長は「20年間もの間、市の産業振興に多大な貢献をいただいたが、影響は大きい」とコメントした。⁽²⁾

資料

1. アサヒグループホールディングス（株）「生産・物流拠点の再編計画に関するお知らせ」2022年2月15日 15:00
2. カナロコ「南足柄のアサヒビール工場閉鎖 地元経済や市財政どうなる」神奈川新聞、2022年2月16日 5:20
3. 日本経済新聞「アサヒGHD、神奈川・四国2工場閉鎖 ビール需要減で」日本経済新聞、2022年2月15日 18:15