おおば製パン について知っていることをぜひ教えてください

2016年4月に入ってから「ちらほら」と聞こえてきた噂、「駒ヶ岳に新しいパンやさんができたんだって!」
筆者は函館に向かう際には国道5号線を利用するため、普段なかなか駒ヶ岳の街中を走ることは少なく、「行ってみたいけど、なにかの機会にでも」くらいにしか思っていなかった。

ゴールデンウィークになると、駒ヶ岳付近の国道5号線は、「ケルン」や「ラッキーピエロ」、「ひこま豚食堂」に加え、高速道路の降り口も近年できたため、渋滞を引き起こす。こうなると、筆者はよく駒ヶ岳の街中をとおり抜け大沼公園に抜けることができる「旧道」を利用することがあるのだが、その際にこの「おおば製パン」の店舗をはじめて見ることになる。

抜群のロケーションにある店舗

この時はちょうどゴールデンウィーク中ということもあり、店舗にたくさんの車が止まっていたため、またの機会にしようと考えスルーしていたのだが、今日、春のあたたかな陽気に誘われ、パソコンの画面とにらめっこしてばかりもダメだなと思い立ち、気分転換にとドライブに出かけた帰り、急にこの機会は訪れた。

筆者は新しいお店に入るのがとても苦手(行動範囲がごく限られている)で、緊張するのだが(一見さんお断りとか、こだわりの店で感じ悪いオーナーだったらどうしようとか、そんなことばかり考える小心者の筆者)、すでに時刻は午後5時近くとなっていたため、他に車は無く「よし、今なら入れる!」と思い切って入店。結果からいうと、緊張する必要無いですよ。

店内はこじんまりとしているが、とてもあたたかい雰囲気であり、ひとことでいうと洒落ている。

「いらっしゃいませ」

店の奥から声が聞こえ、出てきたのはオーナー。
パンを選び、レジへ向かい、ここでいろいろ話しを伺う。突然の質問にもオーナーは快く答えてくれ、なまら気さくでした。
びびって損した。

あたたかな店内こだわりのパンたち

伺った話によると、オーナーは元々、函館にある洋菓子店で菓子職人として働いていらっしゃったようですが、「どうしても薪を使い、石窯でパンを作りたい!!」という熱い思いから一念発起、独立され、薪を使え、抜群のロケーションである駒ヶ岳に店舗を構えたとのこと。
物腰は優しいのですが、その情熱が伝わるオーナーに愛されているパンたちは、さぞ旨いことだろうと期待が高まります。

こだわりの石窯なんとオーナーの手作り!!

本日はチョコレートのパンを購入。
いろいろなお話を伺ったものの、肝心のパンの話を聞くのをすっかり忘れてたと反省している最中ですが、あくまでも筆者の私見としては、「うまい」

少し酸味のあるパンは多分天然酵母。ライ麦パンや黒パンを想像頂くとよいだろう。
さらに、本日購入したチョコレートパンはカカオの風味が強く甘さ控えめ。
外側は若干ハードだが、中はしっとりしており、噛んだ時に感じる若干の酸味の後には下にほのかな「木」の風味が感じられる(気がする)。
かなりのお気に入りだ。

確実に筆者はリピーターになるだろう。そしてみんなにも味わっていただきたい。すべてにおいて天然な味がするパンを。
高速道路の降り口からだと行きやすいと思うが、始めて駒ヶ岳地区を走る場合は温泉「ちゃっぷ林館」を目印に走るといい。

これで、森町にはパン屋さんが3件となり、それぞれかぶらない個性があり、どれもが旨い。パン好きには悩ましい町にまた近づいた。

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