晴れた日もいいけど、こんな日も。。

室蘭の夏はもちろん、気持ちよく晴れる日もたくさんあります。そして、7月から8月にかけて、割に多く海霧が発生します。ここ、イタンキのハマから、トッカリショの方向を見ると、海の霧がみゆきの崖を駆け上り、母恋、御前水、輪西の街から港まで流れ込んで行く姿が観られます。

海原を航海したときに観るような、深山の尾根で観るような空の雲の中に入っていくような風景に出会うことがあります。霧の動きはまっすぐだったり、ねじれていったり「銀の龍」が空を泳ぐようにも。

「あの霧の中に子供の頃の僕がいる」と変わらぬ風景を愛する室蘭の人も、「お天気が悪くて嫌」という室蘭の人もいます。気温25度を超えると「暑い、死ぬ」という室蘭の人もいます。この海霧が走ると、冷たく涼しい風に抱かれて、肌寒いほどの1日になることもあります。旅人は「あいにくのお天気で残念」という方も「いやあ、山に登ったみたいだ。こんな日海霧なんて、自分の街ではないので旅情です。いいギフトです」という人もいます。イタンキのハマをすすんで、行くと、波の音、ちょっと先も見えず、浜とすぐ近くの崖しか見えない空間を味わうこともできます。

日の出の時間を毎朝数キロ歩く夫婦や、砂浜の感触確かめるようにポールを持ってノルディックウォークをする人に会うこともあります。くれぐれも安全をおこ頃がけの上、散策を楽しまれてください。


 

イタンキ浜を歩く について知っていることをぜひ教えてください