仕事帰りに測量山に行ってみると新潟の乗用車と帯広のキャンピングカーが来ていた。

測量山駐車場から室蘭港を見下ろす:このページの写真は倉地清美さんの撮影


新潟からの老人はフェリーで小樽に上がり、阿寒まで行ってきた

日程が余ったので室蘭にいらしたとのこと。

「室蘭はいいところですね。見どころがいろいろあって・・」

「新潟には何もない」っておっしゃってました。

「自分も以前はそう思っていたし、そんな言い方をしてました。鉄で汚れた不景気なマチと。でも地元からは芥川賞作家が3人もでていて教わってみると文化あふれるマチだったんですよ。室蘭駅のそばに「文学館」があってたくさんの本が紹介されてます。ぜひ立ち寄ってみてください」

驚いたことに自分の口から言葉が出ていました。そんな自分にびっくり。

文学館からアンテナの測量山を望む

2月の山頂は雪だった

 

また、帯広からのオヤジさんは夜景を撮りに来たのだと

の撮影などもしているとのことだったので、

「この観光道路道の駅「みたら室蘭」に向かって下りていく途中途中に展望台があるのでそこから海に切り立つ岩肌や地球岬ではいろんな鳥が見られるようですよ」


今日は「みたら室蘭」の駐車場に泊まるというので、

「それであれば絵鞆の展望台に行くといい夕日が見られますよ」とご紹介。

「じゃ夕日と撮ってから夜景を撮り、温泉に入るか・・」とおっしゃっていました。

室蘭には200を越す野鳥海にそそり立つ断崖絵鞆展望台からの夕日


喋っているうちに、「あれ?オレ良く分かってないなぁ」と思いつつ・・

 


普段からLocalWikiに記事を書かれたり、仲間の記事が載るとよく読まれている方らからのお便りをご紹介します。ついつい観光案内をされてしまったご自身に驚かれたと。知ってしまうと、お伝えしたくなる。お伝えするともっと知りたくなる。ご案内をされながら「あれ?オレ良く分かってないなぁ」とおっしゃりながら、室蘭wikiの記事がしっかり頭に入っていらっしゃるご様子。そのごく一部がすっと出てこられた。

ご案内がもともとのご計画のお邪魔にならないように、余計喋り過ぎないようにと配慮に満ちたお話を合わせて伺いました。

この記事を読まれて、お仕事の後に測量山に行かれた中村さん、ありがとうございます。
お写真をご提供くださった倉地さん、ありがとうございます。

幕西坂から見上げる頂上に胸が騒ぐ