昭和新山 について知っていることをぜひ教えてください

ミマツダイアグラム観測位置

郵便局長だった三松さんが,昭和新山を観測してミマツダイアグラムを完成させたのは,壮瞥郵便局の位置からからだったそうです.しかし,壮瞥郵便局は何度か移転しており,2016年現在の壮瞥郵便局の位置は観測当時の郵便局の位置とは異なっています.観測当時の郵便局の位置,すなわち観測位置には,現在記念碑が建っています.右の地図上では国道453号線から洞爺湖の方に曲がる交差点のすぐ近くに示されています.

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南東側から見た,昭和新山の山肌の色が,

以前より黒っぽく見えました.

2016年8月15日年々温度が下がり,山も小さくなって来ているそうです(Wikipedia)
 

 

 

30年前(1986)の昭和新山の写真を荒川昌伸さんに見せていただきました。

1986年 荒川昌伸さん撮影写真の色は、カメラとレンズの性能や、ホワイトバランスなどの設定によっても変化します。もちろん太陽の光のあたり具合にも依存するので、撮影した時間帯や季節でも変わるでしょうね。さらに空の雲の状態なんかにも影響されるかもしれません。

ですので、写真の色を比較するというのは、山の色を比較するという上ではあまり客観的ではないかもしれません。それでもやはり30年前よりは今年2016年のほうが若干黒っぽく見えますね。

もうひとつ、気づくのが植物の生えている位置が少し上に上がってきていることです。やはり山の温度が下がってきているのでしょうね。

 

 

 

昭和新山の観察といえばミマツダイヤグラム が有名ですが、三松さんはどこから定点観測をしたのでしょうか?気になります。

(2016. 8. 25 Yasushi Honda)

 

「火山誕生を見守り続けた郵便局長 三松正夫記念館」三松三朗,地質ニュース597号52-59,2004年5月

https://www.gsj.jp/data/chishitsunews/04_05_07.pdf

地質調査総合センター発行の上記文献の中に,三松郵便局長は壮瞥郵便局の裏から昭和新山の誕生を観測した事実が記されていました.

(2016.9.2 追記)

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