この時は想い出に残るエピソードがありましたので、長文になりますがお許しください。
最初に噴火したときは当時輪西1丁目の悪ガキ軍団でいつも遊んでいたのですが、誰かが昭和新山噴火したぞ〜(有珠山とは知らず)大沢の山から見えるべーって言って山から昭和新山のほうを見ると灰色の煙がモコモコと青い空に立ち登り、そのうち噴火湾の方向に煙が流れて海に垂れ落ちてだんだん空全体が薄暗くなっていきました。おぉ〜すげーなー、明日近くまで見に行ってみるべ、ってことになり自転車で5人?ほどで洞爺湖まで走って行きました。なぜか交通規制もやってなくてなんと洞爺湖に行けちゃいました。洞爺湖ではまだ遊覧船も動いていて湖畔で遊んでいるとたまに大きな揺れがあってさすがに怖くなってきて帰ろうということになり洞爺湖から虻田方面の下り坂を走っている最中にひとりの自転車がパンクして仕方なく全員でパンク修理をしていると(悪ガキ自転車軍団はパンク修理道具もつねに持っていました)、裏山からちょうど御嶽山の噴火の映像のような煙が空に向かってモクモクと立ちのぼり音まで聞こえる距離で、はやく修理しろとか言ってると消防車がサイレンを鳴らしながら走ってきて、こら〜っこんなとこでなにやってんだーはやく逃げれ〜って怒鳴られて、やっとパンクがなおったときには雨が降ってきて白い灰をかぶっていた頭から身体はセメント状にバリバリになりながらも自転車で輪西までたどり着いたのでした。
この2日目の噴火のほうが大きかったのではと思います。
御嶽山の映像を見ると、たまたま有珠山は火山灰が細かな粉だったので助かりましたがとんでもなく無謀なガキどもだったなと今でも反省しきりです。
あっ、このwikiのメンバーにこのときの悪ガキがもうひとりいるような…

酒井 尚志