自然淘汰
- 目的意識を与えられた複雑な生命体は何らかの創造主によって作られたのではなく自然淘汰によって発生した。
- 何千万種の微生物から人間に至るまで生き物たちの並外れた多様性をもたらした。
- 自然淘汰による生命の物語は、創造論者による神話と同じくらい、不思議と脅威に満ち溢れている。
- 進化は全く方向性のない漸進的なプロセスで膨大な時間スケール(科学者たちは「ディープタイム」と呼ぶ)に組み込まれたとき、ずばぬけた創造力を発揮する。
「進化」を支持した人たち
チャールズ・ダーウィン
- 19世紀の博物学者
- イギリス海軍の軍艦「ビークル号」で世界中をめぐり植物、動物、化石の標本を採取した
- 進化という考え方を裏付ける観測結果を集め、自然淘汰を考え出した
- 1859年に『種の起源』を出版
アリストテレス
- 動物の身体の部位が、長い期間をかけて出現したり消失したりすると主張
ジャン=バティスト・ラマルク
- フランスの科学者
- 18世紀後半異なる種同士が類縁という鎖で結ばれていると主張
- 種は適応という過程を通して、徐々に環境の変化や自らの習性の変化に反応して姿を変えていくと提案
- 初めて進化という現象を包括的に説明した一人
エラズマス・ダーウィン
- チャールズ・ダーウィンの祖父、医師・詩人だった
- 自分の馬車に「すべては貝から」を意味する「E conchis omnia」という彼の信念を彫らせた。しかし、リッチフィールド大聖堂の司教から「神を冒涜するのか」と糾弾され消した。
- 「すべては貝から」とは貝の内側にあるふにゃふにゃと形がないように見える軟体動物のように、単純な先祖から発展したという意味
- 彼の『Temple of Nature』(自然の神殿)という詩の一節で、進化に対する自分の主張を述べている