じぇんとる麺 中島店 について知っていることをぜひ教えてください

ラーメン、つけ麺

北海道室蘭市中島町1丁目14-10
0143-46-6505

JR東室蘭駅から952m

【月~土】 11:30~14:00 18:00~24:00
ランチ営業、夜10時以降入店可 31席 全面喫煙可
定休日 日曜

 


れでぃーすあんどじぇんとるめん!食べて元気になろうぜ!

身近にいろいろな食べ物がある中で、たった一杯で、しかも庶民価格のもので、ラーメンほど語られるものはないだろう。
こってり、あっさり、スープがどうした、麺がどうした、チャーシューが、具材がと暇(いとま)がない。
近年は何度かのラーメン・ブームもあり、食べられれば満足という時代は過ぎ、ラーメン戦国時代が続いている。
味の標準は格段にレベルアップし、様々な種類のものも食べられる環境になった。
大概の専門店レベルなら、あとは食べる側の好みによる部分も大きい。
来店したのは「じぇんとる麺中島店」、室蘭カレーラーメンが有名な店である。

僕は普段、カレーラーメンを食べることがない。
ラーメンを食べたい時は、空腹中枢が醤油や塩ラーメンを指向しており、カレーモードの時は、スープカレーや普通のカレーライスにシフトしてしまうのだ。
そういう意味では、今回は空腹中枢の欲求に関係なく、カレーラーメンを食べるという不利な条件下での食レポなのだが、いざ、実物を目の前にして、一口食べた瞬間、それらは余計な心配事になっていた。

とろみのあるカレーの中にスパイシーな香りが感じられ、基本となるスープには、おそらく豚骨による力強い旨味をベースとして、玉葱などの野菜の甘味を絶妙に生かしているのだと思う。
麺も北海道らしいカンスイの効いたものであり、スープに負けず勝ち過ぎないものだ。
大きめのチャーシューはラーメンの顔をわくわくさせることに一役かって、箸が移る頃には十分に熱が伝わりペロリといってしまった。
残りの麺とカレースープの舌触りを楽しみながら、友達が言っていたとおり、ライスがあれば、カレーライス感覚でシメられるなと思った。
さて、この次、僕がカレーラーメンを食べるのは、空腹中枢がラーメン指向によるものなのか、カレー指向なのか、それともカレーラーメンそのものなのか自分の事でありながら楽しみである。

良く言われることだが、料理の最終的な良し悪しというのは作り手側の思いというものが影響するに違いない。
また、それは同時に、食べる側も、その思いを受け止められているのか試されていることになる。
ここのラーメンは、一言で形容するのなら、「みんな元気になって!」そう言ってくれている味がするのだ。
この店が人気なのは、美味しさはもちろん、そういう店主の思いを無意識に感じている人が多いからではないだろうか。
仕事の合間のささやかな昼休みに、仕事帰りの疲れた体に、食べに来てくれたお客一人ひとりの背中を押してくれる元気印のラーメン。
僕にはそう思えて、なんだかとてもうれしくなって、故郷室蘭の店を後にした。

【写真・文:アマノヒロアキ2015.4.25】(後から知ったのですが、この日、4月25日は室蘭カレーラーメンの日でした)


こちらのマスターは、人知れた笑顔が素敵な毛利さんです。
うちのとんかつとんせいのお隣が、なんとじぇんとる麺さんでした。
小さい頃からお世話になっております。
そしていま、再会をし、室蘭のラーメン、料理の作り手を、こよなく愛しているマスターなんですよ。
 

私が、必ず小ライスと一緒に頼むのが、こちらのみそラーメン。
私が、ライスを頼むのは美味しい証拠です。
チャーシューを食べますと、ライスを口に、かきこみます。

【文・写真すまいるうら2015.4.23】


辛い!

と嬉しそうにいったら、

でしょ。

うちの評判いいんです。

明るい女性店長によると、ここの思い切ったスパイスの量じゃないとダメだというお客様も多いという。僕は辛いものが割と好きなので嬉しいのだけど、室蘭の人は本当に辛いというか、しっかりと、スパイスの多い通なカレーが好きなんだなあとおもう。小麦粉も入っていそうだけど、このとろみと、旨味は、野菜が大量に刻み込まれている気がする。

「辛いけど、旨味や甘みも評判なの」という店長の言葉の意味がよくわかる。多分、大量の玉ねぎが満足度をあげている。

210円足すと、ご飯、餃子、ポテトサラダ、漬物でランチセット。これは得な感じがした。

 

 

あと、胡麻。

そうか、ここは、博多仕込みだ。テーブルに大量の胡麻が用意してあるので嬉しい。たっぷり使ってご飯を食べた。昔、パキスタン人の作るカレーがあまりにも旨く、強引に作り方を教わった。そのとき、驚くほど胡麻が入っていた。カレーに胡麻。かなりお腹にいい。もたれない。

チャーシューは醤油の香りが残りふわっとしている。火の通りすぎない旨いやつ。

 

 

 

(2015.5.11 杉山幹夫)

 

 

 

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