一番先にあったのはDNAの化学的親類のRNA
RNAの性質:
- DNAと同じく, 遺伝情報を保存する.
- 複製エラーにより, 進化できる遺伝分子.
- 折りたたむことにより複雑な三次元構造を形成し,酵素として機能できる.
- リボソームの機能を担う重要な酵素の多くはRNAから生まれた.
- 遺伝子と酵素の両方の働きをするRNA分子に基づくの自立したもの生きている機械をと言う.
生きている機械とは:
- 最初に熱水噴出孔の周りの岩の中で形成された.
- 地殻から沸き起こる火山活動のエネルギと化学原料を取り込む.
当初は, 岩に埋め込まれた金属原子が化学触媒として働き, 生体酵素の助けなしに反応を進行させたと考えられている.
何千年にもわたる試行錯誤の末, 自己保全しと自己複製を行う生きるRNA製機械が誕生する.
そこからしばらくたってから, 膜に包まれるようになり最初の真の細胞となる.
その単細胞の微生物が世界中に広がり, 20億年後, より大きく複雑な単細胞の真核生物が出現した.
さらに10億年, 真の多細胞の真核生物が出現した.
多細胞生物は6億年前から存在し, 最も大きく, 最も目に見えるすべての生物を生み出してきた.