やきとりの梯子 について知っていることをぜひ教えてください
輪西で間嶋豆富店の豆腐を味わえるとり金、とみちゃんの笑顔とお客の話で大笑いのふじとり、この二店舗はやきとりといっても全く別物なので、両方味わいたくなる。そして、最後は久礼居土留で飲んで歌う。3,000円の飲み代と、お店ごとに違う味、お客、会話を楽しむ。気がつけば全て50年以上続く輪西の名店。
とり金で
「定年しましてね、札幌に越したんですが、室蘭に帰ってくるとやっぱりとり金なんですよ。他のどこでもなかなか美味しい焼き鳥にであえませんでねえ。ここが最高なんです」
「気がついたら、子供も大きくなって独立しましてね、でも、時々、あのときやきとりおなかいっぱい食べたよね、って家族が集まるととり金の話になるんです。うちの子達、ここで育ったみたい。味が忘れられないのね」
「こうやって、昔からの店、残してくれてるの本当にありがたいと思います」
「息子さんが札幌ででとり金の名前で、このタレでやってるんですって」
「いや、親に、あと頼むっていわれたら、やめるわけいかなくて」
「お盆はお土産がおおくて、今日は昼の2時から焼いていたんですよ」
ふじとりで
「おまえ、もう帰るのか?また来いよ、きたら電話すれよ」
「いいから、一本でもやきとりたべれって、ここのタレ、味噌なんだぞ、ほかに絶対ないから、上手いからっていってるべや」
「おまえ、髭剃ってこい。明日また飲むべ」
「かあさん、息子のこと構いすぎだ、だから嫁こないんだぞ」
「昔はその辺とんでる鳥焼いてたんだよ」
「新日鐵が、鐡蘭バスってやっててね、輪西もバス停のある輪西駅の近くが流行ってのさ」
「とみちゃん一人でいるのに、厨房が広すぎるんだあ。もっと客のいるとこ作れ」
「僕らもう出るから、早く入って座んなさい」
久礼居土留で
「輪西はいい。なんだかんだいって離れられないんだよね」
「マスターかっこいいよね。一人で50年もやってんだよ」
「あたし、ビーツグは、カクテルはマスターやって」
「ちょっと兄さん、うたってよ」
「また、会いましょう。ここで」