トレイルって何?

トレイルというのは、人が一人通れるぐらいの幅の山や野原にある細い道のことです。もともとは、「踏みならされてできた小道」という意味です。最近はあまり聞き慣れませんが、「踏み分け道」のことです。

遊歩道と似たものですが、遊歩道は観光地などでは舗装されたり、木道になっている場合もあります。それらの道のことをトレイルとは言わないようです。

似たような言葉で、「シングルトラック」という言い方もあります。「一人分の幅のみち」という意味でしょうね。シングルがあるので、もちろんダブルトラックという言い方もあります。軽トラックなら通れるぐらいの幅の山道などです。林道はだいたいダブルトラックですね。さらに似た表現でジープロードというのもありますね。ほぼ、ダブルトラックという意味と同じでしょう。

「トレイル=シングルトラック」と考えても大体間違いではないと思います。登山道も大部分はトレイルと呼んでもいいかもしれません。登山道の中には、崖にロープが垂らされた箇所もあって、登山のための道ですからそうい崖登りも含まれてきます。

舗装されていないという事は、人通りの殆ど無いトレイルは放おっておくと、草や笹が生い茂って消えていってしまいます。里山にあまり入らなくなってしまった現代では、かつては沢山あったトレイルも、消えていってしまったものも多くあるでしょうね。

 

斜めに枝払い

自動車などで、舗装された道路を移動することがほとんどとなった現代では、山や野原に踏み分け道が出来る機会は極端に少なくなっていると言えます。

草刈りをしないと、トレイルは消えていってしまう運命。草や笹で消えそうになっているトレイルと、草刈りされたトレイルの断面図を描いてみました。

左が草刈り前で、右が草刈り後のトレイル断面です。真ん中辺りは長年踏み固められていて、大きな植物や笹はあまり生い茂っていません。小さめの植物が生えていることが多いです。それを刈り取れば地面が出てきて、ヤブコギしなくても歩けるようになります。

さらに、右の断面図のようにトレイルに覆い被さって来ている周りの大きめの笹などを斜めにカットしておくと、歩いた時に身体にぶつかってこないので歩きやすくなります。逆に言うと、地面を露出させる幅は、一人が歩ける程度、30〜50cm程度でよく、むしろその周りの笹などは、根本からカットしなくても、図のように斜めに枝を払うだけで、かなり歩きやすくなります。

 

刈込みバサミの活躍

下の写真は、中央付近がトレイルですが、ヨモギがだいぶ生い茂っています。

刈払い機があれば簡単に切り開けるのですが、トレイルの奥深くまで刈払い機を運び込むことが難しい場合も多々あります。もともとがクルマで入れない場所なのですから。

刈りこみバサミで、軽く草刈りしてみました。  

10mほどのトレイルが20分ぐらいで復活です。写真で見ると、おおきな違いがあるようには見えませんが、実際に通ってみると、実はまったく違います。

(2015.8.27 Yasushi Honda)

 

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