ババガレイは母母鰈と書く

何でこんな名前になったのだろう。

釧路じゃババガレイと聞いたけど、札幌じゃナメタといったのが同じ魚だとは知らなかった。「どっちもうまいなあ」とのんきなものだ。室蘭でもババガレイというのを見る。輪西の「さつき」で、食べたババガレイの煮付けはかなり旨いもので東京から来た連れが唸っていた。奴が「ははがれいたべたい」というので「何だそれ?」と壁のメニューを見ると「母がれい」と書いてあった。

 

「いろんな書き方あるんだけど、こればババガレイって読むんだよ」

「へー、そうなんですか」

「ソウハチガレイとか、クロガシラカレイとか、ナメタとか北海道はカレイだけでいっぱい種類があるんだよ」

 

知ったかぶりしたら、ババガレイとナメタガレイは土地で呼び名が違うらしいことが後で判って恥ずかしい。しかし、東京の人に説明して改めて、北海道、そして、室蘭で食べられるカレイの種類の多さに自分でも驚いたなんかした。

 

パバガレイ