フジモリ果樹園 について知っていることをぜひ教えてください

「甘くなーれ!!」

真っ青な空と、オーナーさんのこの言葉に誘われて・・・
夏到来。さくらんぼ求めて、いざ壮瞥へ!!

 

7月からさくらんぼ狩りが始まったフジモリ果樹園フジモリ果樹園

住所: 〒052-0101 北海道有珠郡 壮瞥町字滝の町455-5
電話:
0142-66-2160
営業時間:9:00~17:00

入園料
中学生以上 880円
小学生          680円
3才以上        480円

公式HP:フジモリ果樹園
FB:フジモリ果樹園

海抜:455m(国土地理院地図)

 

伊達市内の皆花で昼食を済ませてから壮瞥へ到着。
なんとオーナーの藤盛さん直々に果樹園を案内していただけることに。

藤盛さんよろしくお願いします!園内案内図
とにかくひろーい

 

果樹園に入って間もなく、右手に見えてきたブドウ畑で、変にテンションが上がる私。

これから色づき出して赤い色の実になるんですね 楽しみ!

 

「旅路」 種無しの品種で、8月末には収穫を迎えるそう「サニールージュ」 これも種無し品種「バッファロー」通常種無しにしますが、これは種を入れたタイプで旅路と同時期に収穫できます


そして、ブルーベリー、りんごー、プルーン!!すでに秋が待ちきれない。赤くなーれ!!

「ブルークロップ」「プル」

りんごの収穫は9月中旬だそう
楽しみにお待ちしています
プルーンも色づくまではもうしばらくかかりそう
 

勿体付けました。(笑)いよいよここから旬の時期を迎えたさくらんぼの登場です。一気にご紹介します!

「紅さやか」「月山錦」「山形美人」一本すっと入った縦線が目印だそう

「レッドグローリー」「サワーチェリー」 調理用のさくらんぼだそうで、食べるとものすごい水分と酸味に相当驚きます(笑)

太陽の光をたくさん浴びて、どんどんどんどん甘くなっています!

「レッドグローリー」「ゴールドキング」「佐藤錦」

「水門」「月山錦」「サミット」

7月からさくらんぼ狩りがスタートしました。
太陽の恵みをたくさん受けたたくさんのさくらんぼが、次々に食べ頃を迎えています。
7月中旬には「月山錦」と「ゴールドキング」が旬を迎えるそうです。
さくらんぼは8月上旬頃まで、その後をぶどうが追いかけて旬を迎えるそうです。

さくらんぼ 7月~8月上旬
ぶどう  9月上旬~10月中旬
ブルーベリー7月下旬~8月上旬
プルーン 9月上旬~11月上旬
りんご 9月中旬~11月上旬

室蘭から車で約1時間。
途中、伊達の皆花でご飯食べたり、帰りに豊浦のなみへいピザに寄り道もいいかも。

「さくらんぼ 食べたくなったら 1時間」

オーナーの藤盛さん とっても優しい笑顔で迎えてくれます

 

「佐藤錦」
お土産に買って帰ったさくらんぼ。

「ちょっとー!お土産なのに食べ過ぎだって!!」

子供に本気で怒られました・・・。だって、甘くて美味しいんだもん。

 

 


 

(2015.7.8 sachiko

 

美味しくなるために・・・

せっかく実ったのにも関わらず、雨除けのない露地にあるさくらんぼは、雨が長く続くと実が割れてしまうことがあるそうです。
恵みの雨も、この時期はサクランボのためには少し遠慮してもらいたいですね。

降り続いた雨で実が割れてしまった「佐藤錦」

りんごの収穫時期は9月中旬だそうです。40~60枚の葉に対して1個が美味しいりんごが出来る基準だそうです。
今は、小ぶりの物、傷のついた物から優先的に間引きして選りすぐりのりんごを育てている最中です。
これから大きく甘くなっていくりんご

上空の暖かい空気を地面に送り込んで、花芽を霜から守るとても大切な役割の防霜ファン。
春の開化時期が一番霜の被害に遭いやすく、芽が少し動き出した頃に霜に当たると咲いた時に雌しべがなかったりと奇形になることもあるそう。
通常5月上旬の開花時期に合わせて、半月前から霜除けの準備を始めます。ファンは設定温度(1℃〜3℃)で自動的に回る仕組みになっていて、その年によっては全く稼働しないこともあったり、今年は花の開花が早かったので頻繁に回っていたそうです。
防霜ファン一基で半径30メートル程度をカバー。その効果は絶大で、一面が霜で真っ白な畑でも、防霜ファンの範囲内だけは霜がなく、マイナス5度以上の通常の霜ならば防ぐことが可能で、防霜ファンを設置してからはコンスタントに結実するようになったとのこと。
この防霜ファンをまとまった規模で設置されているのは道内では壮瞥が初めてで、それだけ壮瞥は霜の被害に遭いやすく、霜被害は果樹栽培にとっては台風並みの災害で全く結実しないこともあるそうです。

「防霜ファン」これ一基で半径約30mをカバー

自然の中で作物を育てるということは、温度・風・日照・雨量・降雪量・・・とにかく天候の変化に常にに左右され、とっても厳しく難しいことだと改めて感じました。
そんな条件の中で、試行錯誤を繰り返し無事に実りの時期を迎え、「美味しい!」と言ってもらえることが、きっと育てた方の一番の喜びなんだと思いました。
美味しい作物を食べることができることへの感謝の気持ちをこれからもずっと忘れずにいたいと思います。

(2015.7.9 sachiko