天勝から英国館へ について知っていることをぜひ教えてください

標高2.5mの天勝でお昼を食べたら、標高7.9mの英国館でゆっくりお茶をする。これが津波対策とは言わないが、けっこうこのルート、落ち着く。そのまま標高53.3mの八幡さんのお参りをしてもいい。

天勝は超人気だから、食べたらすぐ出て、英国館でゆっくり


天勝 について知っていることをぜひ教えてください

 

〒051-0011 室蘭市中央町2丁目3-16

TELEPHONE 0143-22-5564

営業時間 平 日  11:00~18:00

     日祝日  11:00~18:30

定休日  木曜日 (木曜日が祝日の場合は営業しています)


海抜:2.5m(国土地理院地図)

 

 

「室蘭に帰ってきたら必ず食べに行く」と室蘭を離れて暮らすひとがいう店


店に入ると、入り口でお金を払って赤い天丼の食券をもらう。とても長いカウンター、深い奥行きのある店。香ばしい油の匂い。丼汁のあまじょっぱい匂い。雨がザンザン降っているような油の音。大量の甘エビ。甘エビとしては大きな海老。
一心に揚げている男前の職人はご三男。

「いまどき、こんなにお運びの女性を雇えるお店もないものよね」と地元の人がいう。三角巾の姉さんたちの手際もいい。お運びの女性は5人から6人もいるだろうか。

休日だったので、おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、お孫さんと大家族がぞくぞく入店。みんなわきまえているというか、食べ終わったら次の客のために長居しない感じがここちいい。

 

 

 

 

 

 

 

「海老はやっぱり甘エビよね」


「シッポまで食べられるから」

「甘エビにしてはでかいっすよね」

「醤油が勝つ感じ、甘すぎない丼汁って北海道らしいかも」

「沢庵はさ、身を切っちゃだめだって四切れなんだよね」

「うわあ、エビが三つ繋がってるすげ」

「ちゃんとね、炊きたてのね、飯にね、乗せて蓋してさ。カリカリしてないの。しっとりとふんわりと揚がった天ぷらって、こういうが本当の天丼なんだよね」

まあ、話が尽きない。
先代は商工会議所の会頭など室蘭の為にそうとう努力をしてくれた方だと、長く愛される店の姿、街の人を思う経営者の心がが伝わる。

 

 

 

 

 

『天とじ蕎麦』


天勝と言えば 天丼。来店する客の8割強は、天丼を食べるだろう。特上の大海老が入ったものより、やはり三連甘海老の天丼。当然。

先日  当然のごとく天丼を注文し 仲間とテーブルにつく。

土曜・昼のど真ん中。店内は 満席に近い盛況ぶり。

「さすが 天勝さんだなぁ」と感心しながら 隣のテーブルに ふと目をやると

お揃いの仕事着を着た 女性5人グループ。ちょうど 注文の品が運ばれて来た所。

えっ…全員 天丼じゃ無い… 

天婦羅蕎麦とも違う…

なんか ラーメン丼みたいな大きな器に入っている。何度もチラ見してメニューを見る…

天とじ蕎麦だ❗️

次に来た時は 必ずこれを食べよう。

心に誓った。

いよいよ 待ちに待った天とじ蕎麦。想像していたより 遥かに美味しかった。

卵とじ蕎麦に お馴染みの甘海老三連天ぷらと 小柱のかき揚げが乗っている。どちらも揚げたて。ダシの効いた濃すぎず 香の良い蕎麦つゆが何とも旨い。

天丼以外のメニューも 全て制覇する決意をした。

 

さすが天勝さん❗️

 

               〈2014.12.14   中村麻貴〉

 

 

 

 

『室蘭の栄枯盛衰を感じながら食す故郷の丼』


今更ながら知った「天勝」暖簾に書かれた本店という文字。
(現在、支店はないが、かつて御兄弟により輪西店が営まれていたとのこと、5条通と6条通りの間にあり、その後、現在の蘭たん亭の場所に移転したそうです)
ここは室蘭市の栄枯盛衰を映し出しす中央町商店街。2008年に40年間愛された浜町アーケードが撤去され、シャッター通りがお天道様にさらされている。人口が激減し少子高齢化が深刻な街にあって、開店休業、閑古鳥の鳴く店の姿は久しい。
老舗といえども生き残りに必至であるのは容易に想像できる。
それでも、「天勝」は今も昼時には店内が満席になることがある人気店。
現在、3代目が仕切っている。先代の天里勝成さんは役員の多くが商社や工場関係者で名が連ねられた室蘭商工会議所において天丼一筋、室蘭商店街の生え抜きとして、会頭も務められてきた方。
また、2008年に伊達信用金庫に吸収されて解散となった室蘭商工信用組合最後の理事長でもあった。店に出られていた頃は、いつも威勢の良い出迎えをしてくれていた記憶がある。
まえがきが長くなってしまった(^^; 「天勝」といえば「天丼」であるが「そば」や「うどん」もある。高度経済成長期には、多くの労働者が、仕事帰りに一杯やりながらここの天物を食べたのだと思う。店に入って、すぐ右側で食券を買うスタイルは昔どおり。その風体が、ちょうど、銭湯で、番台の女将さんに代賃を払う感じを彷彿とさせる。厨房は職人さんの姿が見えるカウンターが奥まで続く長い作り。店内側はコンパクトなものであるがテーブル席と小上りもあり計72席もある。味は今も昔も甘さと塩分量が絶妙なタレ。天丼(並)は大きめの海老1本に中位えび4本、イカ天1本。しっとりタイプの衣でエビの味が濃く感じる。
しばらくすると思い出したように食べたくなる丼である。もっとも、ここの味を評価するといっても、生まれ育った地であり、天丼という味の始まりがこの店なので客観的な評価にはならない点はご了承いただきたい。
これからも、この街と供に、いつもこの場所にあってほしい。そう願いながら店を後にした。。〈2014.12.23 アマノヒロアキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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cafe英国館 について知っていることをぜひ教えてください

〒051-0024 北海道室蘭市幕西町1−1
電話 0143-24-1017

営業時間 8:00-20:00

海抜:7.9m(国土地理院地図)

 


 

「うわっ、うめえ!」
コーヒーを口にした瞬間思わず声が出た。
マスターは

「室蘭は水道水がかなり良いんですよ」
陸繋島の中腹、八幡神社の山麓にあるカフェ英国館。

「堅い仕事をしていたのですが、こういう仕事がしたくて、退職した後、ママの出身地の室蘭にきたんですよ。まだ7年しか経っていないです」前のオーナーから引き継いだ煉瓦作りの店構えは40年を越える落ち着き。
「ママ」も、東京のアパレル大手の草分け社員でいまでも仕事ができる。
 

 

可 愛い「ママ」の作る日替わりの料理を毎日食べに来る常連。本が好きな青年によってたかって本が集まったり、病氣をした常連の心配を皆でしている。朝から ゆっくりコーヒーを飲むお父さん達、仕事帰りにアサヒビールを一本、二本と飲む御客さま。例えばママのカレーには手羽元が三本ごろんと入っている。

さて、コーヒーだ。これは驚いた。
熱すぎない。いただいてすぐ口につけてもやけどするほどの熱さはないから飲み易い。苦くも酸っぱくもない。甘みすら感じる、懐かしいコーヒーらしい薫り。

「子どもの頃、カッコいい農家のおじさんがいて、煉瓦の家に煉瓦の暖炉。デニムカーペーンタパンツに赤いチェックのシャツに長靴。土足の家で、最初に貰ったコーヒーがとっても美味しかったのを思い出した」と、わけの分からない説明に、ママが「うん、うん」と耳を傾けてくれる。

 

「実をいうとね、最初に使った豆がダメになってね、今のお取引先になんとかしてもらったんだけど、飲み終わったときにああ、コーヒーのんだなあって満足して欲しいんですよね。豆を少しずつ選んで二人で味見してオリジナルのブレンドを試行錯誤でつくったの」。

なにげに凄い努力。
「僕はコーヒーだけだといつも胃液があがってきちゃうんだけど、ここのコーヒー、それも無いんですよ」
忘れられなくて、日に三回かよって一日で常連になってしまった。コーヒー420円


 

綺麗な琥珀色をしたアイスティー

ご主人の作るアイスティーはとても綺麗な色で小さく砕かれた氷とともにワイングラスについでくれる。氷は2回に分けていれてくれていて、ご主人のこだわりが見える。味も本当に美味しくて、ティーバックなどの独特なエゴみがなくて喉にすっと入ってくる。そこに手製のガムシロップをしずめて飲むのが最高で、コーヒーとはまた違う感じで疲れがとれた。

追記  2015.8.31  小瀬木 祐二

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