宇宙の地球人を育てるために について知っていることをぜひ教えてください

 

講師:毛利 衛氏(宇宙飛行士・日本科学未来館館長)

平成27年10月8日(木) 18時30分から

室蘭市市民会館ホール(室蘭市輪西長2丁目5番1号)

主催:胆振教育振興事業推進実行委員会、一般財団法人北海道公立学校教職員互助会

共催:室蘭市教育委員会

 

日本人初の宇宙飛行士、毛利衛さんが室蘭で「宇宙の地球人を育てるために」と題して、次の宇宙飛行士の誕生を願って講演してくださいました。

この日は暴風雨で、市内の学校が臨時休校になる天候でしたが、多くの小中学生が集まりました。

 

毛利さんは1992年に日本人として初めて宇宙へ行き、2000年にエンデバー号で2度目の宇宙へ行っています。

そんな科学に興味を持ち、宇宙へいった毛利さんから、貴重なお話を聞くことができました。

 

毛利さんは「世界の人の役に立つために理科教育をする」のだとおっしゃっていました。集まった子どもたちが「世界の役に立つために」に理科に興味を持ち、勉強してほしいと伝えていました。

「室蘭は昔から技術があるので、素晴らしい人材が育つのでは」とおっしゃっていただき、室蘭への期待もされているようです。

 

宇宙へいったことのある毛利さんは、その目で地球が丸いのだと実感しています。しかし、地上にいると地球が丸いと思えません。

しかし、毛利さんは

「地上で唯一、地球が丸いと思える場所あります。それは地球岬です。」

と言ってくれています。

毛利さんも中学校の修学旅行で地球岬を訪れたことがあるそうで、地球が丸く見えたようです。

 

宇宙へ行くまでのお話や、宇宙で体験した話をしてくださいました。

 

室蘭の子どもたちに期待

毛利さんの問いかけに、子どもたちが積極的に答えていました。他のところでは、そんなに積極的に答える子どもがいないようで、毛利さんも関心されていました。

講演後は、質問時間があり、ここでも子どもたちが多くを質問しており、そのうち中学生では宇宙飛行士になりたいという子すらいました。

「何かやりたいこと。何か好きなものがあれば大丈夫。好きなことを一生懸命勉強してほしい」と伝えていました。

 

室蘭の子どもたちと接し、室蘭の学生はレベルは高いので、今後の教育に活かしてほしいと参加した教職員の方々へも伝えていました。

 

次の宇宙飛行士、毛利さんに続く子どもたちが室蘭から生まれることを期待したいです。