大人は一回300円でディンギーを借りられるって

ちょっと驚き。高校生150円。ちなみに子供は70円。

室蘭にはヨットハーバーがある。これは室蘭市が運営している。粋な計らいだ。室蘭エンルムマリーナだ。オーナーたちが自分の艇を碇泊させられられる桟橋と艇庫などが整っている。

そして、マリーナに隣接して、室蘭市B&G海洋センタ-がある。ここには優しいくてかっこいいスタッフがいる。そのお一人、藤谷匠さん(28歳)にお話を伺った。彼は、札幌出身。小樽の海で小学生の時にヨットにふれて以来、海から離れられなくなったという。札幌での高校生活の間もクラブに所属。大学は鹿児島の国立大学法人鹿屋体育大学に入学。ヨット三昧の暮らしをしている。

藤谷匠さん。キリッとしていて爽やかな好青年

「毎日海に出ないとだめなんです」と海で日焼けした笑顔。こういう人たちと海に出るのは最高だろうなあ。今はレースに出るよりも、子供も、大人もヨットにふれて海を楽しんでもらうのが嬉しいという。

トレーニングマシーンやウエイトのある部屋、一人乗りや二人乗りのディンギー(小さなヨット)の並ぶ艇庫。港の中でも、美しい水、磯の匂いのない海。

これで室蘭の海を走る。とても気持ちよさそうだ

さて、大人一回300円で借られるディンギー(12枚綴りの回数券は3,000円)。藤谷さんたちインストラクターと体験で乗ることもできる。それも300円って。そして、一 人で乗るためにはレッスンが用意されている。例えば、社会人コースなら、前後期合わせて14回のレッスンを受けると、海に出られるようになる。受講料は合わせて 12,000円だ。
料金表はこちら

自分の船を持ってハーバーに碇泊させなくても、室蘭に居住、逗留すれば、一夏で、ディンギーを操作できるようになるというから嬉しい。そのあとは、自分の船のように一回300円だ。

 

海の仕事をする。彼はそれがとても嬉しそうだった