最初はひとつではなかった室蘭

 

室蘭市の始まりは、大正11年の市政施行ですが、それ以前の室蘭地方は、地区ごとに別々の「まち」「むら」でした。
明治の始め、もともとのアイヌ集落であったモロランとエトモ、仙台藩の支藩であった角田より士族が入った輪西村。香川県からの開拓民が開いた千舞鼈村。
札幌本道の開通にともなってトキカラモイ桟橋周辺に開けた「新室蘭」

室蘭市がひとつの「市」でありながら、沢ごと、町ごと、地区ごとに違う気風と文化を育んでいるのは、そんな歴史的背景があったからこそです。
それを室蘭の人たちは当たり前に受け止めてますが、実はこれって室蘭にしかない魅力の一つです。

教科書には載ってない。「わたしたちのきょうど」にも載ってないかもしれない・・・そんな室蘭の各地区の歴史を教えて下さい。

 

旧室蘭駅(海岸町)旧三菱合資会社室蘭出張所(緑町)旧・丸越山口紙店(海岸町)
新日鐵住金体育館(輪西町)北海道船用品株式会社(海岸町)旧森旅館(輪西町)
旧室蘭灯台(大黒島灯台)(絵鞆町)旧室蘭産業会館(海岸町) ※現存せず室蘭プリンスホテル(旧丸井今井室蘭店)(中央町)
旧北炭役宅(西小路町)旧ぎんやデパート(中央町)長谷川貿易ビル(海岸町)

これら教科書に載ってない歴史は、私達が地域のお年寄りたちから受け継いで、記録していかないと、まもなく消えてしまう歴史です。
私達のまちの歴史。私達のまちの記録。是非Local-Wikiに遺して行きませんか?

[2015/01/31 山田 正樹]

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