水 について知っていることをぜひ教えてください
室蘭と水
故郷の水
たとえ水道水であっても室蘭の水は美味しいと感じる。
ところで、この室蘭の水源はどこにあるのだろう、市のホームページから水道局の情報を調べてみた。
(参照:資料 室蘭市水道ビジョン9p)
現在は二つの浄水場から供給されている。
【千歳浄水場】 登別市札内町320の3番地
計画浄水量:日量40,000立方メートル
水源:登別川
【浄水施設】高速凝集沈でん池3池、急速ろ過池8池、浄水池3池
【水源】千歳水源
【チマイベツ浄水場】 室蘭市石川町282番地の1
計画浄水量:日量16,500立方メートル
水源:チマイベツ川、ペトトル川
【浄水施設】傾斜板沈でん池2池、急速ろ過池8池
【水源】チマイベツ水源ペトトル水源
なんと浄水量の7割は登別から供給されている。
しかも、地域によって、
例えば、港北・白鳥台・幌萌・本輪西・柏木・石川・香川・神代は「チマイベツのストレート」
知利別・高砂・水元・天神は「千歳のストレート」
母恋・絵鞆・祝津・港南・増市・小橋内方面は「ブレンド」
但し、単純に町名で分けられるかと言えば、中島・輪西・中央町などは混在しており、これは各配水池による。
歴史を辿ると
大正3年 日本製鋼所からの分水を水源とした町営水道が国から認可
大正5年 給水開始
昭和15年 チマイベツ浄水場が供用開始(日本製鋼所からの受水廃止)
昭和32年 知利別浄水場給水開始(富岸川、鷲別川)
昭和42年 千歳浄水場給水開始(登別川)
平成19年 知利別浄水場使用休止(老朽化と人口減少)
そういえば小学生の頃、たしか「わたしたちの郷土」という授業があって、
室蘭には質の良い水があることも製鋼所が進出した背景にあると聴いた覚えがあるし、
その後もトランス用のコイルとか電子基板の製造などでも同じような事が話題になっていた気がする。
pHだけで味の良し悪しは計れないが、
チマイベツ pH 6.8-7.6
千歳 pH 7.2-8.3
(ちなみに札幌の浄水場5か所 pH 7.1-7.3)
3つの室蘭水道水、飲み比べてみましょう(笑)。
水が美味しいということは食べ物が美味しいことの基礎。
なるほど!ラーメン、蕎麦も美味しいわけです。
天然の良港にしても 水にしても、室蘭の未来へのヒント 実は原点にある気がしませんか。
水(海を除く)が関連する地名
泉町
沢町
水元町
御前水
天沢
清水
清水沢、一の沢、二の沢、三の沢
(投稿者アマノヒロアキ2015.1.30)