第4回 共生舎文化祭×アーバンデータチャレンジ2016 in Hokkaido
「室蘭の観光を考えるワークショップ」
2016年9月24日(土)に室蘭市輪西町の共生舎 Study Lounge Muroranで室蘭の観光の課題を解決するスマホアプリを考えるワークショップを開催しました。
参加者は16名で、2チームに分かれて、スマホアプリのアイデアを考えます。
ここで考えたスマホアプリのアイデアは、アーバンデータチャレンジ2016のコンテストに応募いただきます。室蘭から金賞作品が生まれるか!!
10:00~ 主催者挨拶(アーバンデータチャレンジ in Hokkaido事務局)
10:10~11:00 「室蘭の観光について」(室蘭市役所観光課)
まずは、室蘭市役所観光課の職員から室蘭の観光について、 室蘭の観光の現状や課題について話を聞きました。
室蘭の三大グルメ(室蘭やきとり、カレーラーメン、クロソイ)、地球岬、白鳥大橋、工場夜景など、室蘭の観光資源は多いことを改めて知っていただきました。
その中で、参加者の方が盛り上がった話題が、
「室蘭は実は海産物の種類が非常に多く、もっと海産物をアピールするべき!」
「おいしい食べ物を食べれるところや、おすすめのお土産が分からない」
といったこと。参加者の方々の観光への関心の高さや、室蘭をもっと情報発信したい!という思いが感じられました。
そして、いよいよ各チームでワークショップ開始!
11:00~11:15 各チームでお互いを知ろう!自己紹介
まずは、自己紹介!
職業や趣味、参加動機など簡単に話してください。(1人2分程度)
この後のグループ内の進行をする進行役(ファシリテーター)を決めます。
11:15~11:40 室蘭の観光の課題を見つけ出そう!
観光の話を踏まえて、どんな課題があるかをグループで話し合います。
各チームで課題を出し合って、テーマとなる課題を1つ決めます。
- 目標 スマホアプリで解決を目指す課題を見つける。
- 進め方
- 各自、付箋に自分の思う室蘭の観光の課題を書いてください。
- 課題を出し合って、その課題について話し合いましょう。
- 課題が出揃ったら、課題を1つ選びましょう。
- ポイント
☆アプリを使う人(ターゲット)をはっきりとしましょう。(日本人観光客、外国人旅行客、観光客をもてなす市民など)
11:40~12:00 見つかった室蘭の課題を解決するスマホアプリのアイデアを考えよう!
決まったテーマとなる課題を解決するスマホアプリのアイデアを考えます。
おもしろく、室蘭の観光が盛り上がるようなスマホアプリを楽しく話し合います。
- 目標 スマホアプリのアイデアの内容や機能など考える
- 進め方
- スマホアプリのアイデアを付箋や紙に書き出し、それぞれのアイデアを出し合いましょう
- それぞれの考えをまとめ、グループ内でアイデアを選びましょう
- 選ばれたアイデアで、どんな内容や機能が必要か考えましょう
- ポイント
☆ユーザの立場になって機能などを考えましょう。
☆あまり機能を詰め込みすぎず、課題を解決するための機能に絞りましょう。
(12:00~ 各チームで昼食!室蘭のおいしいものを食べよう!)
13:30~ ワークショップ再開
蘭亭と小がねにいくチームに分かれてお昼に行ったようです。みなさんかつ丼やハンバーグを食べて、満腹の状態でワークショップ再開
13:35~16:30 アイデアを発表資料にまとめよう!
考えたアイデアをプレゼン資料にまとめます。
室蘭の観光の課題を解決するスマホアプリのアイデアが生まれていきます。ディスカッションが盛り上がっていきます。
- 目標 スマホアプリのアイデアをコンテストに応募できるようにまとめる
- 進め方
- 話し合われたスマホアプリのアイデアをパワーポイントにまとめましょう
- 発表者を決めてください
- ポイント
☆グループ名、作品名、解決する課題、作品(アイデア)の概要、アイデアによる効果、使用するデータ名、想定利用者等を記載しましょう
発表に向けて、資料まとめ中。
16:30~17:00 発表!
各チーム5分くらいで発表
「むろらんPush情報~むろらん知りたきゃ、ここに行け!~」
室蘭の観光客への観光地や市内の交通手段などについて、情報発信がされておらず、「風の強いときには地球岬は危ない」といったように気象条件によって良くも悪くも左右されてしまうのが課題だと考えて、アイデアを考えてました。
室蘭への観光客の3分の1がビジネスマンであり、仕事終わりなど限られた時間で行ける観光地や、おすすめのお土産が分からない。
そこで、室蘭を訪れたビジネスマンが仕事の空き時間に、観光地へ行けたり、買い物したり、特産品を食べたいという欲を満たすアプリを考案!
アプリが位置情報や気象情報、観光情報をもとにして、帰り時間だけを入力すると、2択の選択肢が表示され、選んだ観光地の情報や食べ物などの情報を提供してくれる。
それにより、ビジネスマンに室蘭を好きになってもらい、友人、家族に室蘭を宣伝してもらい、再度室蘭に訪れてもらえるのではないかと考えたようです。
「おしえて・くじらん!」
室蘭の観光の情報が色々あっても、まとまっていなくて情報にアクセスしにくい。そして、景勝地が多いが、「行って終わり」になりがちで、その先につながっていないという課題を解決するアプリを考えました。
「点(観光地)」と「点(観光地)」を「線」でつなげることが重要と考え、目的地を「ラスボス」、その周辺のスポットを「中ボス」として、冒険感覚で室蘭の小旅行を楽しんでもらおうというアプリを考案!
ボスにたどり着くことで、様々な情報が徐々に出てきてくれ、その冒険をくじらんがナビゲートなってくれるアプリです。
その他には、道案内をしてくれたり、また目的地などで写真などを投稿すると自撮り用の顔ハメパネルが出現したり、投稿された写真でユーザーの投票によるコンテストをするなど、冒険をしながら室蘭を楽しめるアプリを考えてくれました。
最年少参加者の小学3年生のアイデア
参加してくれた小学3年生の女の子が「こんなアプリがあったらいいな」と2つのアイデアを考えてくれました。
アイデア①
バス停にスマホをかざすと英語などに翻訳してくれる。
アイデア②
写真がいっぱい出てきて、行きたいところの写真を選ぶと、行き方や関連する情報が表示される。
どちらも面白いアイデア!!小学3年生のアイデアがすごい!!
ご参加いただきました皆さん、ありがとうございました。
2016年11月14日(月)~15日(火)に室蘭で、実際にアプリを作るイベント(ハッカソン)を開催予定です。
今回考えていただいたアプリがもしかしたら、そのイベントで実際に作られるかも!?
室蘭の観光を盛り上げるスマホアプリを企業や団体ごとにチームを作ってもらい、実際に動くアプリを作ります!お楽しみに!
2016/9/24 アーバンデータチャレンジ in Hokkaido事務局