北海道の炭鉱と、室蘭港の間は室蘭本線で結ばれている。最盛期には貨車の最長記録を樹立するなど、蒸気機関車が大活躍していた。

略歴

1892(明治25)年、岩見沢、室蘭(輪西)間を開業。三笠、幾春別の炭坑の他に良質の石炭の採掘が始まったため、

黒いダイヤとよばれる石炭(とんてん館)

小樽か らの積み出しだけで追いつかない、冬期の太平洋航路の安定などの理由で室蘭港が整備された。

1906(明治39)年、鉄道国有化法施行、北炭室蘭鉄道が国鉄室蘭本線となる。

1909(明治42)年には三井財閥による製鉄所が建設され、 現在に繋がる鉄の港町室蘭の基礎となった。

 

青少年科学館のD51

丁寧にメンテナンスされたSLを、現在でも青少年科学館で見ることができる。

黒いダイヤを積んで疾走したSL

 

1972年,鷲別のぼうず山を背にするSL

撮影:荒川昌伸さん(1972)

  室蘭本線に最後にSLは走ったのは昭和50年(1975年)12月14日、室蘭から岩見沢間がラスト走行です。私が中学生だったころ、SLなんて当たり前で、近々なくなるといわれても、SLは日常の世界だからジーゼルのほうが非日常に感じていたようです。でも友人たちがSLを撮影したり、線路には当時も鉄道マニアをたまに見かけたりと、お別れムードが心なしか感じられました。そこでコンパクトンのハーフサイズカメラで友人たちの写真の合間にSLが写っているのを昨日発見しました。これを室蘭WikiのFBサイトに投稿したのですが、目的は背景にある山周辺に見える風景でした。SLがなくなってからしばらくしてから一抹の寂しさがこみ上げてきたのを覚えています(2016.10.3).

 

 

Pages tagged “室蘭本線”

 

関連リンク

日本の蒸気機関車史

定期旅客列車にSLが日本で最後に使われた年1975年(昭和50)に、室蘭ー岩見沢間でNHKが作成した番組が残っていました。

 

Front Page へ