無軌条電車計画
年表
日付 | できごと |
昭和15年 | 旭川の黒田岩吉氏が、祝津から水元まで総延長14.5kmのトロリーバス敷設計画を道庁に出願。栗林徳一ら3名が室蘭から計画に加わる |
昭和15年10月24日 | 室蘭市長が室蘭市議会に対し「無軌道電車敷設免許申請に関する件」について諮問 |
計画の発端
旭川市街軌道の黒田岩吉が発起人となり、祝津から水元まで総延長14.5kmの無軌条電車敷設計画を道庁に出願。
このとき室蘭からは栗林徳一ら3名が計画に加わる。具体的にどのルートを通るかは不明。
東町まではほぼ旧国道36号線沿いに進むと考えられるが、その後中島回りなのかあるいは鷲別回りなのか、どのように室蘭線の線路を越える計画であったのかについては不明。
市議会での審議
昭和15年10月24日室蘭市長が室蘭市議会に対し「無軌道電車敷設免許申請に関する件」について諮問。
その後11月7日に「市は公共交通機関は公営である原則に従い、室蘭自動車(当時のバス会社)を買収して人口急増に対応しなければならず、これに対応する間市長の回答は留保するのが適当である」との答申を市長に実施。
トロリーバス計画のその後
戦況の悪化に伴い建設できずに現在に至る。
参考資料
- 道南バス70年史 - 1995, 道南バス70年史編纂委員会編, 平成7年3月発行