芥川賞受賞者3名を筆頭に、ゆかりの作家を数多く誕生させているわが街、室蘭。
文化が育った背景にはどのようなものがあったのかを尋ねて、最も影響力があると思われる室蘭市立図書館(旧本館)へと取材の足を進めました。
室蘭の図書館は北海道で一番最初に出来た図書館!大正9年(1920)に創立し、現在の建物で昭和33年(1958)より運営されており、道内35市で現用最古の図書館です。(2021年3月末閉館(1))
以下、『広報むろらん』2015年3月号より:
室蘭の図書館は大正9年(1920)に創立、移転や休館などを経て、昭和33年(1958)に現在の建物が建てられました。道内35市で現用している図書館の中では最古の建物で、蔵書スペースなどは限られていますが、とても便利なサービスに取り組んでいます。 登別市、伊達市と連携し3市の図書館で所蔵する約53万冊が、共通の利用者カードで借りることができます。また、3市の図書館本館・分室のどこでも、貸 出・返却・予約が行えます。隣まちへ買い物に行ったついでや仕事帰りなどに、まるで1つのまちの図書館のように利用できるのです。 蔵書の検索・予約などは、インターネットからも可能です。予約した書籍が借りられるようになった時には、直接メールや電話でお伝えします。3市の図書館に所蔵していない書籍は、「リクエスト」を行うことができます。「購入して欲しい」「他の図書館から借りて欲しい」などのリクエストを受け付けており、道立図書館などから借りることも可能です。お寄せ頂いたリクエストは、ホームページなどで結果をお知らせしてい ます。 |
西いぶり広域図書館情報システム
現在においては約53万冊もの本が室蘭・登別・伊達の3市にある図書館(分室を含む)で貸出・検索・予約・返却ができる便利なシステムで展開されていて、
移動図書館
図書館を訪れるのが大変な方に向けては移動図書館が用意されています。
ワニの会
輪西分室においては、18時以降はボランティア(ワニの会)の方々による1日2名体制の交代での運営。私たちが仕事帰りにも気軽に興味のある本に触れられる幸運な環境を与えて頂いている背景には、ボランティアの方々の並々ならぬ誠意とご努力をなくしては実現されないものであることを知り、ひたすら頭が下がる思いでした。
寄贈文庫
また、図書館の中を見せて頂いていてふと目に止まったのが寄贈文庫。一般の方であるのに、長年に渡り子供たちに本を買ってあげて欲しいと寄付を続けてくださっていたかとう文庫。団体では現在でも尚、寄付を続けてくださっているロータリー文庫の大きな存在がありました。
「寄付をしていただけているおかげで、百科事典などの高額な書籍も購入することができ、大変ありがたいことです。」と館長さん。
旧市立室蘭図書館(本館)
- 旧所在地:室蘭市本町2丁目2番5号
- tel:0143-22-1658
- fax:0143-23-3342
- URI:http://www.city.muroran.lg.jp/main/org9440/library.html
- 海抜:2.9m(国土地理院)
名称 | 住所 | 電話 | 開館時間 |
室蘭市図書館 |
本町2丁目2-1 |
0143-22-1658 |
火~日 10時~18時 |
輪西分室 |
輪西町2丁目5-1 室蘭市市民会館内 |
0143- 45-6947 |
火~日 10時~20時(注) |
本輪西分室 |
港北町1丁目6-1 本輪西会館内 |
0143- 55-8340 |
火~日 10時~18時 |
白鳥台分室 |
白鳥台5丁目2-1 白鳥台会館内 |
0143- 59-1299 |
火~日 10時~18時 |
(注)図書館ボランティア「わにの会」の協力により20時まで開館しています。
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