私も記憶があります。当時日ノ出町に住んでいました。今も実家はそこにあります。
西側(有珠山の方角)から、真っ青な空に黒くて細長い雲が、どんどん大きくなりながら、進んできました。自宅の上空にさしかかる頃には、空は黒く渦を巻いた雲に覆われて、火山灰というより米粒大の火山礫(軽石)がバラバラという音と共に降ってきました。当時我が家の庭には小さな池があったのですが、水面が白っぽい軽石で埋め尽くされたのを覚えております。

倉本 真誠