公園入口とユースホステル潮見公園から見下ろすイタンキ浜の眺め

潮見公園は、みゆき町にある公園です。


かつてゴルフ場だった丘

この公園の一帯はかつてゴルフ場だったそうです。海霧(ガス)が出て風も強いここはとても難しいコースだったとか。子供の頃、ボール拾いのバイトをしていたというお年寄りの話を聞いたこともあります。
この公園のすぐ上にある室蘭ユースホステルの位置にかつてクラブハウスがあったそうです。
ゴルフ場が白鳥台に移った後もしばらくコースやバンカーの跡が残っていたそうで、近隣の子供たちの格好の遊び場だったとか。

1929年(昭和4年) 北海道で3番目のゴルフコースとして、全9コースがオープン。
1941年(昭和16年) 第2次世界大戦勃発、倶楽部ハウスを軍に没収され、コースは立ち入り禁止。
            「ゴルフ陣地」と呼ばれる照空陣地が建設された。
1965年(昭和40年) 白鳥コース開設。イタンキコース閉場。

(室蘭ゴルフ倶楽部の沿革より)
 


潮風と出会える場所

子供の頃、3年弱をみゆき町の新日鐵三橋アパートで過ごした僕にとって、潮見公園は身近な場所でした。幼稚園の遠足で出かけたり、家族でお弁当を持ってピクニックに出かけたり。
斜面に広がる草原は子供にとっては格好の遊び場で、思う存分手足を伸ばして駆け回れるこの場所は、開放感に満ちた場所でした。

斜面に広がる草原

耳を澄ませばイタンキ浜に寄せる波の音が聞こえ、ちょっと強い風にはほんのり潮の香り。遠くに目をやれば親くじら・子くじらと呼んでいた鷲別岬とイタンキ岬。白く続く砂浜。
今にして思い返せば、なんて恵まれた環境だったのだろうと思います。

6歳で港北町に戻った後も、ここにはよく家族で訪れた思い出の場所ですね。
今でも時間があると、ついふらっと寄ってしまう場所。それが僕にとっての潮見公園です。


季節の花々

海沿いの丘陵地帯であるこの場所には、多くの海辺の草花が自生しています。
中でも見事なのが、春先から初夏にかけて咲き乱れるオレンジ色の花「エゾカンゾウ」。この時ばかりは丘の至る所にオレンジ色の見事な花が咲き乱れます。
他にもハマナスやハマヒルガオなど、多くの花が咲きます。

丘に咲き乱れるエゾカンゾウの花


海霧(ガス)

海からやってきて、この丘を這い登り、輪西や東町を覆い尽くす霧を室蘭の人たちは「ガス」と呼びます。そんなガスの通り道というのもまた、ここ潮見公園の姿です。
少し日が陰ったなと思っていると、ものの10-15分ですっかり霧に覆われることもよくあります。

海霧(ガス)につつまれたイタンキ浜


夜景

高台にあるここ潮見公園からは、室蘭港の方角を見ると製鐵所が一望にでき、遠く白鳥大橋まで見渡せます。
一方で外海の方に視線を向けると、水平線には漁火が輝き、天気が良ければ月や、満点の星空が見られます。
知る人ぞ知る夜景スポットと言ってもいいのではないでしょうか。

製鐵所と白鳥大橋の夜景

イタンキ浜と漁火

[2015/02/11 山田 正樹]


潮見公園 について知っていることをぜひ教えてください

 

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