ハマボウフウ(浜防風) 【セリ科ハマボウフウ属 多年草】 花期5~7月
海岸や河原の砂浜に生息。葉は肉厚で光沢があり放射状に広がり、カリフラワーに似た形状の白い花を咲かせる。
食用として山菜のように親しまれていて、新芽のころ天ぷらや酢味噌和えなどで食される。
古くから漢方薬としても用いられ、解熱、鎮痛などに効果がある。
名前の由来は、根が深くはびこることで浜辺の砂が風で飛び散るのを防いでいることから「浜防風」と。
日本全土の海岸に分布していたが、近年では護岸工事や砂採取による砂浜の減少や乱獲により、自生地が著しく減少している
(Wikipedia参照)
花言葉 「恋の芽生えた瞬間」
数年前。「ハマボウフウってたべたことある?」と聞く友人と一緒に4月のイタンキ浜に。
手の平をひらいて上に向けたように広がる葉。
「昔はたくさんあったらしいんだけれど、今はよく探さないとないんだよ」と聞いて、2.3枚だけ葉を頂いて。
久しぶりにその辺りを歩いてみると、今年もちゃんと芽をだし花を咲かせてくれていました。
根をいっぱい張って、砂浜を風から守りながら・・・
そうして、花から実へ・・・
(撮影・文 中村麻貴)