11月7日。輪西にあるぷらっと。てついちで 室蘭映画製作応援団の主催で開催された情報発信力セミナー

午前の部は、映画「モルエラニの霧の中」の映画監督の坪川 拓史氏とプロの映画スタッフによるの画像・映像の撮り方などの第一回目講習会。

午後の部は櫻井 孝さん講師によるLocalWikiを紹介して実際に投稿するまでの講習会。微力ながらそのお手伝いをさせていただいた。

1時間弱の講習の後3班に分かれていよいよ町歩き。我々の班は女性2名・男性1名の参加者と、櫻井 原口中村 の6名で潮見公園までの坂を歩いて上がり、イタンキトレイルへ行くことに決定。少し風が冷たい中、市民会館をスタート。

 

少し歩くと左手に輪西神社が見えてきた。女性参加者のSさんが突如しゃがみだし、いろいろなアングルから神社を撮りはじめて・・・「もしかして神社、お好きなんですか?」と伺うと、「はい!大好きなんです!」と満面の笑み。

「神社に入った時の凛と澄んだ空気感や、背筋が伸びるような感覚。何とも言えないですよね~」と神社の話で一気に心の距離感が近くなった気がして話も弾みだす。

赤い鳥居の輪西神社。子供のころから何度も訪れ、輪西に住んでいたころには元朝参りにも。でもじっくり見たことは無かったような・・・

風情のある佇まいが輪西の町に似合っている。

 

大勢で笑いながら歩いていると風の冷たさも感じなくなり、ポカポカと体が温まってきて、坂を上がるのがすっかり楽しくなり更に進むとまた左手に、元・新日鉄の社宅アパートがあった場所に新日鐵住金関連3社で現在建築中の独身寮(第一鉄鋼・日鉄住金テクノロジー室蘭事業所・日鉄住金テックスエンジ室蘭支店)が見えてきた。しばらく見ない間にすっかり出来上がっていてビックリ!現在は駐車場の整備をしている様子。

「輪西の人口が増えますね!」「若い方々が入ると、町が活気づきますよね!」「新しい寮生さん達に、輪西の町をあるいてほしいなぁ」と、みんなの口から次々希望の言葉が。

”新たに輪西に来てくださる方々のために、輪西の美味しいお店や、情報を記事にしていけるように頑張ろう。”
完成間近の寮から元気を頂いて坂を上がると潮見公園が見えてきた。

みなさん、見慣れているはずのイタンキ浜なのに旅先で出会った素敵な風景に見とれているかのような笑顔。その姿を見ていると幸せな気持ちになってくる。さあ、ここからマンチェスターの丘を目指そう。室蘭ユースホステルの横の通りから、大石さん宅を右に曲がり「ここの大石さんがずっと御一人でトレイルの草を刈りながら手入れをしてくれているんです。何年も何年も」と話しながら歩いていると玄関からご本人の姿が!「また、歩いてきます!行ってきまーす!」と手を振ると、笑顔で手を振りかえしてくださった。大石さんが設置してくださった手すりや、手書きの看板を見ながら上を目指す。

右手には工場群。櫻井氏が「潮見公園では波の音が心地よく響いて聞こえ、ここでは工場の音が響くんですよ。室蘭の音ですね」と言った途端に、スピーカーのスイッチが入ったかのように工場からの音が響きだした。

 

マンチェスターの丘に到着。自然と工場群の見事に共存している姿に感動。はじめて訪れたみなさんはもちろんのこと、何度訪れてもここに立つと言葉を失う。

 

 

感動を胸に、写真を撮って市民会館へと戻り、アカウント作成から始め、みなさん見事にトレイルの記事を書いてくださった。

風景 室蘭 初マンチェスター 室蘭 トレイルラン 一枚の写真とその時の感動した思いを一行添えるだけで、それは無二の記事になる。

パソコン操作にも疎く、拙い説明でお伝えできるか不安な気持ちで出かけたが、参加者の皆さんに教えられ、感動を頂き、LocalWikiで自分の町の記事を書くことの喜びを改めて知った。

 

 

2015.11.11 撮影・文中村 麻貴